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Altinok [Pipes for Professionals] - Scallop

resize2668.jpgAltinok [Pipes for Professionals] - Scallop
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
49g 29mm 53mm 56mm 22mm 45mm 42mm 77mm 160mm 130mm
Left
nil
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem nil




resize2663.jpgresize2669.jpgresize2667.jpg

一家に一本メシャムパイプを、と色々と捜していて、丁度良さそうなのを見付けてしまい、二〇〇六年の誕生日にコレを発注。ご存知の通り毎度の紆余曲折(注文したのに届かない→彫師が病気でしたので今別の彫師に彫らせている処です→発送しました→全然別のが到着→返送の一ヶ月少々)はあったのだが、まぁそれもまた愛嬌、愛着もワくト云うもの。


resize2656.jpgresize2655.jpgト思ってはいたものの、トルコ政府によって一九七八年から原材料の輸出が禁止され、加工製品は全てトルコからのみの輸出ト云う事で国際的な市場競争に晒されて来なかったが故か、ステム廻りの造形が酷く、また 9mm フィルタ用に開けられたモーティスとテノンによって起る対流過多から来る水分の付着も不愉快で、しかし使わねば染まらないし。取り敢えずステムは自分で削ってみたが、そもそもアクリルがコツコツしてて気持ち悪いし。うーん困った。


resize2670.jpgト云う事で 331C のリペアを頼むついでに簡単な図面と共に WBW に、9mm フィルタから non-filter のコンバート、材質はヴァルカナイトで、さらに無駄に長く不細工でバランスが悪かったので心持ち短かめで、ト云う内容でリプレイスメントを依頼。これで $21 て安ない?


resize2672.jpgあまりにもブ厚くブ細工だったので自分で削ったリップは、その厚みだけを参考にして貰ったり。ブ細工で何の効果も考えずただ見様見真似で削ってみましたなスリットは絶対に参考にしないでくれって頼んだ処はその通り見るからに快適そうな幅広で程良いサイズに。


resize2660.jpgnon-filter 対策としては、エアーフローが緩やかに細くなる様、テノン開口部に写真の様な加工を施して、デルリンのブッシュの嵌ったモーティスは触らず。


resize2659.jpgresize2658.jpg全体的にも左の様な長たらしい状態から右の様にスッキりとした印象に大変身。図ってみたら最初に画いた図面通り。ナイス俺。


resize2657.jpgト調子にノっているト、案の定また問題が。ハードケースも同封して依頼したのだが、そこに甘えが出てしまったか、WBW もシャンクにステムを差した状態で発送してしまい、恐らく輸送途中にヒビ発生。元々テノンの材質がデルリンだった事、フィルタ用に開口部が大きく開けられていた事、等から、そっくりそのままのサイズでヴァルナイトで作ってしまうとアソビ用の柔軟性が減る為、新しいテノンではシャンクに負担が掛ったのだろう。


resize2664.jpgト云う事は無事届いていたとしても自分の手で割っていただろうト云う事なので、まぁ単なる連絡のつもりでメルしてみた処、日本からの再発送費も持つからスグ送り返してクレそんな仕事俺は絶対に許せない、となんともまぁ漢っポい連絡。ええやっちゃ。で、先日接合修理も無事終り、晴れて手元に届いた。


resize2671.jpg兎に角タール分がより多く出るであろうキャヴェンデッシュや着香系ヴァージニア等を中心にほぼ毎日連投してきたが、染まりはこの程度。どうもワックスにエナメル系を使用したのか、蜜蝋によるリワックスが浸透せず、Halcyon II も然程効かず。もうただただ吸うては眼鏡ふきで磨くの繰り返し。



resize2665.jpgresize2662.jpgresize2666.jpg

思う様に染まるにはあと一万年と二千年、八千年過ぎた頃にやっと落ち着きが出るのだろう、と色付きについては諦めた。もう少しシャンクが汚れて臭いを放つ様になってきたら、SA やら A/R やら、あと活性炭オーヴンメソッドやらを試してみる予定。ト云うか色付きよりもむしろそっちの方が愉しみになってきていたりするw


2008/01/07 追記:

で、やってみました GMR。簡単にまとめますと;


  • SA - 有効(無水エタノールを使用)。改めてメシャムは内側からでなく外側から染まってゆくのだなぁ、と確認。<注いだアルコールが内側から外側へ染み出すのだと本気で思い込んでいた
  • A/R - 火皿トップからの噴出しや詰めたコットンの隙間からの噴霧、それとモーティス内を通るアルコールの熱による軟化(後述)にさえ注意すれば有効。モーティスめっさ綺麗。
  • Kメソ - 要注意!! リムのタール除去には有効だが、ひょっと気を抜いて蒸気を長く当てすぎると、その温度で変質(軟化と若干膨張)する模様。


resize2661.jpgご覧の通り、蒸気でモーティス内の汚れも落としたろ、と嵌っていたデルリンのブッシュをわざわざ外して(そもそもそれで強度が極端に落ちたのも敗因)目論んだ処、見事に、元々あった裂け目(折角リペアして貰ったのに)、とは別の箇所から脆くなり、蒸気を拭った際の力加減がマズかったのか、ポロリ、と逝ってしまった(画像はボンドによる応急処置後)。


この物件に特化する様々な要因を除いて、もともと何の割れもない状態のものでも、力の入れ具合で似たような結果になっていただろうし、だいたい表面を「染める」とはいっても要は表面に(良い)汚れをわざわざ「付着」させるのが楽しみのひとつなので、よほどリムにタールが体積してしまってどうやっても拭えない場合等を除いて、Kメソッドだけは使わない方が得策だろう。


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COMMENT

 
もうなんかレポネタ満載すぎなパイプですね。
メシャムのレストアやクリーニングは完全に門外漢なので楽しみにしています。

しかしWalker Briar Worksの融通のききっぷりと価格の安さには脱帽です。
とりあえずこのエントリでリペアに出してみたシリーズ(?)は終了ですが、フォローアップはしっかり遣ってゆきたいと思う所存であります。

WBW はほんとものっそ丁寧で、近年稀に見る実直で勤勉なアメジンでした。このメシャムと 331C の二本についての遣り取りだけでも十通を超えてしかも一通につき五パラグラフ以上の丁寧で細やかな内容で、仕事に対する姿勢のあり方がとても気持ち良い人でした。

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