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[LONDON PRIDE] - 331C

resize0374.jpgCOMOY'S [LONDON PRIDE] - 331C
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
41g 41mm 46mm 38mm 19mm 30mm 30mm 70mm 145mm 121mm
Left
COMOY'S
LONDON PRIDE
Right MADE IN LONDON (in circle) 331C
ENGLAND
Bottom nil
Top nil
Stem C (3pt logo)



resize0370.jpgそのシェイプばかりを収集する人が居るシェイプがあって、その中でも実はスクブル (squat bulldog) に関してはどこがどう良いのか本当はワカってなかった。が、この 331c を手に取ってみて、初めて、めっさ格好良いシェイプなんだと気付いた。落札した後で気付く事って本当多い。<それってどうなの


resize0383.jpgresize0381.jpgresize0382.jpg

ウルトラシャープな直線、暖かみのある曲線、折り重なる刹那。これは paragon の鈍い光沢では輝かない、と勝手に決め付け、スムースなのにシェラックを塗ってしまった。けど大正解。これこのまま水面に浮べたら三五ノットぐらいで推進するんじゃないのか。


resize0379.jpgresize0380.jpg刻印から一九五〇~一九六〇年代中期と読めるが、ではそれ以前のものと比べて劣るのか、ト云えば、そこが Comoy の面白いトコロで、これ、まじめっさ旨い。時折アメジンらが it smokes like dream! 等と諸手を挙げて易々と高評価を付けるのを見るが、連中、フレンチフライが転がっただけでも awesome!! て云う印象があったのだけど、そんなシニカルな表象がスットぶぐらい、着火から火皿の底迄ずーるずると甘く濃ゆい旨味が次から次へと流れ出て止まらない。Awesome!!


resize0371.jpgresize0369.jpgしかし ebay 万事塞翁が馬。届いたパイプのリップの状態は最悪で、恐らく噛み千切ったのか穴開けたのか兎に角その不具合をてっとりバヤく何とかする為ボタンが短かく削られ、フラットな状態からややテーパを付けて膨らむべき処が、ボタンのエッジから直接楕円に成っている為、歯で咥えて支える事が非常に困難な状態だった。削り込む事で当然フレア巾も狭く、このママではまるで子供の夏休みの工作、ト云う事で困った時は YOB、今度はエステートのレプリカで定評のある Walker Briar Works (以降 WBW)に仕事を頼んでみた。


resize0372.jpgresize0377.jpgリップは最悪だがテノンは INNER STEEL ト云う板挟みだったので、これさテノンぶった切って新しいステムにくっ付けちまえば良くね? と提案した処、WBW はそんな誤魔化しには耳を傾けず、オリジナルはオリジナルとして保全すべきだ、と却下。その代り、絶対後悔しないから、とレプリカステムを勧めて呉れた。実に漢らしい決断力。ト云う事で 3pt C logo オプション付きでレプリカを発注したその出来がこの画像。ヴァルカナイトのステム … $21、3pt C log の追加 … $15、発注してから二週間かそこいらで仕上がって届いちゃう喜び … priceless、つか、国内だとテノンの付け替えで似た様な納期で、金額その倍するんだぜ。



resize0373.jpgresize0378.jpgベントの角度から何から何まで本当にオリジナルそっくりに仕上げつつ、リップ部の詳細は非常に丁寧かつ独自のエアフローに対する思いが込められており、上出来以上の出来。


resize0376.jpgresize0375.jpgロゴの大きさはオリジナルよりもさらにやや後年をサンプルにしたものなのかやや大きいが、そんなの云われる迄絶対誰も気付かないだろう。ヘタすればテノンの INNER STEEL を隠せば(リップ部の幼稚な魔改造故)オリジナルの方がレプリカにさえ見えてくる。直線的なダイヤモンドシャンク故、更には no-scuff 処置故の現場合せ不足から、若干のギャップは見られるが、あの魔改造の咥え心地の悍しさと比べれば、屁でもナい。


resize0386.jpgresize0384.jpgresize0385.jpg

何よりも WBW の現代ではエステートとしてしか存在しない各メーカのクラフツマンシップに対する認識や鑑賞力、頻繁で濃密な、まるで中学生の交換日記の様な頻度の、メルによる遣り取りから伝わる彼の実直で誠実な人柄は(自分の経験則の範囲でののみの比較だが)、自分の知るアメジンのそれとは随分とカケ離れていて、安心して仕事を任せられた。テノンによる味の変化に少々不安はあったがそれは危惧に終った。ト云うかその安定感から逆にプラシボな部分でサラに旨くなった様にも思える。


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COMMENT

 
WBW(Walker Briar Works)のクオリティレポ、おつかれさまです。ビンテージファンならステムに問題を抱えているパイプの1本や2本、手元に転がっているのが普通ですから、実に切実で実に実用的なエントリだと思います。

一回キャスト(型取り)をしてからステムを製作するnon-scuff stem repairはshuさんも触れているようにフィッティングの点に弱点がありますが、シャンクの接合部に一切のヤスリ・バフが当たらず、刻印やエッジへのダメージがゼロだという強力なメリットがあります。オリジナル性を重視するビンテージコレクター向けのリペアであるといっていいんじゃないでしょうか。グッジョブデイブたん。

付記:3 piece inlaid Cロゴの出来は、自分が頼んだ頃よりも飛躍的に技術的進歩を遂げています。たぶんマクロで撮ったウチの#256の写真を参考にしてるんだと思われますが…w

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