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[ROOT] - 112 (1933)

resize3481.jpgDUNHILL [ROOT] - 112 (1933)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
29g 27mm 35mm 37mm 18mm 33mm 35mm 80mm 147mm 125mm
Left
R DUNHILL
  LONDON
Right MADE IN ENGLAND13   112
U.S.PATENT.1861910/32
Bottom nil
Top nil
Stem (white spot)
REG.No
654638



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やっと見付けた、ト云えば大袈裟だが、自分の中で取り敢えず一番気持ち良いアップルはコの 112 かな。上部と下部の窄む比率が、シンメトリなベルシェイプではやはり駄目で、かト云って極端な不釣り合いでも駄目なんよ。そして、細くしかし確実に継ぐシャンク。口元へとすっくと伸びるステム。一見至極当たり前の様になにげなくアップルなのに、他にこんなアップル無いの。すごいね。


resize3470.jpgresize3482.jpgresize3471.jpg

届いた時は、大まかには良いんだけど要所要所酷使した跡があって心配したけど、刻印はパリッパリで。ト云う事は、とワクワクしながらレストアしてみると、案の定小指程度に迄狭くなっていた火皿やこんもりとリムに盛られたタールを剥けば、つるぴかの表面や火皿内側のツール跡がいとも簡単に露になった。多分リーミングもバフがけも一度もされてこなかったんだろう。


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この所謂 Vernon tenon、パテントからワカってはいたのだけど、更めてこの目で見ると、ほんまイカツいな。ココに竹籤を挿すのですね、わかります。ト云う感じで普通に挿さっていたチューブは、ステムと同じ素材で、これまた驚いたり。噂通り配置からこの先にさらに短かいアルミチューブが挿さるト妄想されるんだけど、幸か不幸か、そこ迄は確認出来ず。これ意図してかどうかはワカらんけど、煙が極力金属部と接触しない様に、ト云う点では、大正解。


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Dunhill のヴァルカナイトのあの柔らかさト迄は行かないにせよ、材質故か、柔らかい咥え心地のリップと、しっかりとしたホールド感を感じさせる背の高いボタン。色調だけ見れば現代のそれからすれば斑でややボヤけた感もあるが、逆に、象牙のホワイトスポットや木目と相俟って全体的な一体感を演出する、元祖 Cumberland の深みのある色合いも良い。ステム裏側の REG.No 654638 と覚しき部分が消えかけているのダケが残念だ。


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後年の、ややもすると単にオレンジっぽいダケのナチュラルフィニッシュの単調な ROOT とはまったく違う、引き込まれる様な透明感のあるステインも格好良いし、実際の煙道とのその差約半分のチューブを抜いてエアーフローを取るか、煙が金属にあたってジュースが多発するのを避ける方を取るか、クリッカーテノンのその功罪には悩まされるが、しかしほんま珍妙な魅力満載の初期 ROOT。Oil curing に関しては、コレとっても勘違いなのを承知で云うト、fishtail の Sasieni のソレにものスゴく似てたりする。Shell 程濃くはナいんだけど、確かに狙ってるトコには辿りついている、そのギリギリ感の部分だけだけど。


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後に(まぁ後の方が売れたんだろうから Dunhill 的には良いんだろけど)、その辺りの不思議な存在感はまったく失せてすっかり平凡になってしまう ROOT と、この ROOT とを見比べて、その数奇な運命はやはり Little Joe の後釜として工場長となった Vernon Dunhill の意地ト云うか、遅刻してるのに早過ぎた天才性ト云うか、思わず想いを馳せてしまう。こうして 3/4 世紀過ぎてやっと関心は魅くがしかしその実用性には首を傾げざるを得ない処とか、あれ? そう云えば最近もそう思わせる人が近くて遠いトコに居るような気がするんだけど。勘違いかな(^ー゚)b


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COMMENT

 
刻印パリッパリですなw
この状態であの値段とは信じられないぐらいのバーゲンプライスだったわけで。おめでとうございます。

本題なんですが、これいわゆる「逆バーノン」ですね。普通バーノンテノンはシャンク側にアルミダボが装着され、ステム側は雌になるのですが、コイツはレアなバーノンテノンの中のさらにレアバージョンです。

前にバーノンテノンにもインナーチューブは装着されると申し上げましたけれど、この逆バーノンは例外で、そのカンバーランド製のチューブだけ備えているのかもしれません。

うぇ!?逆 vernon だったっすか!

私が見たページ (http://pipelore.net/index.php?id=129)にはこれが vernon tenon だ、つーことでこの三本爪テノンと(いつもの)アルミチューブが載っていたので、ハナっから他を調べずに、これかぁと思っていました。

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