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[ROYAL COMOYS] - 499

resize4336.jpg COMOYS [ROYAL COMOYS] - 499
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
61g 33mm 45mm 41mm 19mm 34mm 33mm 64mm 132mm 113mm
Left
ROYAL
COMOYS
Right MADE IN ENGLAND (circled)
499
Bottom nil
Top nil
Stem "C (3 pcs)"



resize4327.jpg resize4328.jpg resize4329.jpg

アレから約一年、当時はゴールデンウィークを利用して一気に十五本程を仕上げたワケだけども、頑張った積もりでも矢張り手抜きが出るワケで。今回再度入念にチェックしてみたら、出るわ出るわタールたっぷりで、しかもアレ以降色々と ROYAL COMOYS を見てきて、今更めてこの 499 を見てみると、当時 K メソをかなり過剰に仕掛けてしまっていた事も良くワカる。ツメの甘さに関しては俺世界一かもしれん。


resize4324.jpg resize4325.jpg resize4326.jpg

段の無いテノンの様に見えるが、薄らと跡が見える事やモーティスの深さから、コレ恐らく二段テノンの先端部がカットされたモノだろう。ちゅーかそうとしか考えられん。かなり酷い噛み傷があって一年我慢したがどうにも犬歯が滑り込んで不安定なので、今回黒い接着剤でパテ埋めしてみた。超快適。


resize4330.jpg resize4331.jpg resize4332.jpg

アポストロフィ無し、丸型下部無し P.O.S.、から一九四〇~五〇年代ト妄想される。ステムのロゴの "C" の右開放部黒インレイが、中心黒インレイよりもやや小さいのはちょっと気になるトコロ(ト云ってもコレよりももっと古いタイプに良くある極端に小さいモノよりは大きいのだけど)。


resize4339.jpg resize4334.jpg resize4338.jpg

かなり大きめのボウルに太めのシャンク、そしてそこから、つるりと伸びて絞られてゆくステムのバランスは、譬えば GBD の 9242 に比べてその前後のサイズの推移に於いての比率がかなり大きいのだけど、そこは流石 Comoy's ト云うか、絶妙な配分で美しく纏まっていて、寧ろ件の GBD の方が大人し過ぎるト云うかツマラなく見えたりもする。見た目だけでなく実際咥えた時のバランスにも、前歯で引っ掛けても犬歯横で咥え込んでも、どちらであってもストレスが無い。ベント角と広く平たく取られたリップが大きく影響しているのだろう。


resize4335.jpg resize4333.jpg resize4337.jpg 

ちょっと他の Comoy's に無い様な繊細な芳香が素晴しく、そこに加えてまた Comoy's らしく輪郭のハッキリとしたコクもたまらない。甘味、苦味、雑味、旨味、そしてスパイシーさ、その全方向がグッと強調されるがシツコくなく、また調整可能な範囲でのみ動くので、祖先は所謂生味系と軸足はハッキりとワカるが、しっかりと道具として矯正されている処も素晴しい。唯一残念なのはステインの赤みが浅くなってしまっているトコロだが、コレはもうタイムマシンで去年の五月に戻るしか他に方法が無いので仕方無い。<戻るの去年で良いのか?


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[FOUR DOT RUSTIC] - "BELFAST"

resize4320.jpg Sasieni [FOUR DOT RUSTIC] - "BELFAST"
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
31g 31mm 35mm 43mm 19mm 38mm 49mm 75mm 155mm 134mm
Left
nil
Right nil
Bottom MADE IN ENGLAND (football)
Sasieni
FOUR DOT RUSTIC
"BELFAST"
Top nil
Stem "(four dot)"



resize4311.jpg resize4312.jpg resize4317.jpg

これも Marty さんトコから、早いモン勝ちで入手。Pulvers Briar は新規入荷分が各カテゴリページの一番上とか真ん中とか一番下とか色々なトコに不規則に追加されてってそれが何時追加されたのか全然ワカらんので毎回トップページのコラム更新時に全部総ナメでチェックせねばならず大変なんだけど(Marty さん曰くそれが作戦だそうで)、価格設定が兎に角安いので、それだけの価値はあるト思うス。


resize4308.jpg resize4309.jpg resize4310.jpg

段無しテノンでモーティスの深さから、嵌め込み式のフィットメントがあったのだろうと妄想される。ボタンの横幅からすればかなり広めで十分な高さのある開口部とその太いモーティス先フィットメントしろのバランスは良く、大音量になるでもなし対流に詰まりを感じさせるでもなしに、快適な流量のフローとなっている。リップはやや厚めだが Sasieni に於いては平均的な厚さかな。


resize4315.jpg resize4316.jpg resize4323.jpg

刻印は角や中心はチビているが読める範囲内。ステムのドットは若干大きめのライトブルーで均一に四角く配置されている。刻印用スペースが平らで、ステム下部接合部付近も同じく平らにカットされているので、しっかりと座り、焼酎を継ぎ足しに行く際も安心。


resize4322.jpg resize4314.jpg resize4321.jpg

片側は垂直気味だが正面からもう片側にかけて流れる様に溝が切られているので単調な印象は無く、全体的に動きがある。山のそれぞれに交差する様に細かく別の溝が浅く彫られている処からか、細やかで深みのある表情になっている。所々黒のステインが落ちかかっているがそこがまた味となっていて渋い。


resize4318.jpg resize4313.jpg resize4319.jpg 

年代的には少し若いト云う事になるのだろうか、戦後の Sasieni にほぼ共通して、ボウル表面が熱くなりがちであるト云う性格があるとして、しかし直接煙道に迄その影響は無く、むしろその性格こそがドライな中にコクを残す独特の喫味を仕立てているのではトすら思う。シャンクやステムはかなり長い方だが長尺さを(そこをつまらなさと感じるとして)感じさせる事の無い豊かな芳香の立ち登りも素晴しい。もう少しボウルが大きければなぁトは思うが、これぐらいが次の一服を掻き立てるには丁度良いのかも。


[(...)] - 26

resize4304.jpg LILLEHAMMER [(...)] - 26
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
33g 32mm 32mm 52mm 19mm 46mm 51mm 63mm 145mm 124mm
Left
LILLEHAMMER
GL
Right MADE IN NORWAY
Bottom 26
Top nil
Stem nil



resize4295.jpg resize4296.jpg resize4297.jpg

これで FLAMEBEST MAKE とこの生 GL と取り敢えず三本 "26" が揃った。あとは SANDBLAST と SANDBLAST BEST MAKE と SUPER EXTRA で同一シェイプコンプ。集まるのが先か死ぬるのが先か。


resize4292.jpg resize4293.jpg resize4294.jpg

ステムの細やかな作りは毎度の事で。ボタンの四面カットも丁寧。コレはちょっと日焼けし過ぎていた様で変色が他よりも激しく、平らだったらサンドペーパ敷いて上からガーッと擦るだけでいいのにから、この丁寧なカットが逆に仇となって、非常に磨き難いト云う事に気付いてしまった。バファと赤棒でもあれば簡単なんだろうけど。あ!!<何かに気付いた


resize4300.jpg resize4301.jpg resize4302.jpg

ピリオド無しの縦長 "GL" の刻印で、"MADE IN NORWAY" の P.O.S. なので、LoF 式 dating では一九一六年以降の第三期ト云う事になる。こうして既成事実は自作自演によって作られてゆくのだなぁ、としみじみ。


resize4307.jpg resize4299.jpg resize4306.jpg

これもオーストリーの The Pipewolf の Wolfgang 氏からで、元々ものっそいクソミントだったのだけど、それにしてもこのステインの発色。ステインは生 GL が一番、人が手を加える行為ギリギリの処で美しい。BEST MAKE や SUPER EXTRA になると、グレインを判り易くする為か ROOT を意識した様な明るい仕上になるのだけど、それがどうしても自然「風」を装っただけの単なるオレンジ系ステインにしか見えなかったりするし。


resize4303.jpg resize4298.jpg resize4305.jpg

実際、同じ "26" の中でもこの生 GL が一番旨かったりするから不思議。ステインの発色が気に入った、ト云う部分のプラセボで旨いのかしらんが、旨いのに越した事は無いのでまあええがな。実はこういうチムニー的なのはちょっと敬遠してたけど、高すぎず太すぎず、長すぎず肉厚も程々で、やっとこさいいシェイプである事にも気付けた。ガツんと焚いてよしチビチビやってもよし。もっててよかったリレハンマ。


[GRAND SLAM] - 106

resize4289.jpg COMOYS [GRAND SLAM] - 106
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
25g 29mm 31mm 41mm 17mm 35mm 37mm 77mm 145mm 128mm
Left
COMOYS
GRAND SLAM
PATENT
Right 106
U.S.PATENT
2001612
MADE IN ENGLAND (circled)
Bottom *4
Top nil
Stem "(bar-logo)"



resize4278.jpg resize4279.jpg resize4280.jpg

シェイプやサイズなどは御構い無しに、兎に角 bar-logo の状態が良いモノが欲しい、とタダそれダケを念じながら探り当て、で実際に手に入れてみて初めて、普段なら「いつでも買えそうやし」トあえて購入ト迄は至らない様な、この平凡なシェイプの中に隠れていたその均衡の取れたスマートさに気付いた。偏狭な固執もたまには良いもんだ、の好例。いや隠れていたのではなく、多分私だけが気付いて無かった、て話だとは思うんだけど。


resize4274.jpg resize4275.jpg resize4286.jpg

状態はかなり悪くトップから火皿からモーティスからタールやカーボンでビッチビチで、レストアするのにかなり時間が掛った。GRAND SLAM 特有のフィットメントは、付いていたのは付いていた(これまたステムから抜くのにかなり苦労した)のだけど、あらら残念先端と革ワッシャは欠損。かト思てたら、レストアしてたら奥から出てきたw 果報は寝て待て、ですな。


resize4273.jpg resize4276.jpg resize4277.jpg

テノンの開口部表面を荒らしたのは私が犯人です。ガッキガキに固まっていたので仕方無いス。広く高く開いたフレア部はフィットメントしろのモーティスとのバランスも良く驚きのエアフロー。ボタンは少しチビてしまっていたが馬鹿になっているト云う程では無かったので今回は鑢は使わず。


resize4284.jpg resize4285.jpg resize4283.jpg

届いた際の状態の通り、常日頃から外観に関しても然程手入れされていなかった様子で、まぁそれはそれで刻印部分の保全に関しては御の字か。アポストロフィ無しの "COMOYS" に丸型の P.O.S. で bar-logo ト云う事で一九四〇年代、かな。


resize4291.jpg resize4282.jpg resize4290.jpg

GRAND SLAM 特有の濃ゆいステインがスタンダードなシェイプにさらに深い落ち着きと渋さを加えていて、かなりの濃度なのに重苦しさや暑苦しさはまったく感じさせない。


resize4287.jpg resize4281.jpg resize4288.jpg 

サイズとしては小さい方だが火皿に高さがあるので結構な容量があり、またフィットメントしろから来るフローの大きさもあって、咥え心地の軽さに反してかなり充実感が残る。ヘタに濃密な煙が出る煙草を詰めてしまった日には、こんな小さいのに、喫い終った時に「やっと終った…」と思わず独り言つぐらい。何詰めても旨いけどその辺りの「良い疲労」の扱いには注意せないかんかな。


西パ連葉月集会のお知らせ

西パ連葉月集会のお知らせ
【開催日時】
    2008年08月23日(15時~ええ時間迄)
【開催場所】
    大阪府(西パ連十三秘密基地)
【集合場所】
    阪急十三駅西出口付近(場所お判りの方は直接会場へどうぞ)
【参加資格】
    パイプに興味のある成人の方なら誰でも。
【参加費用】
    飲食物は各自持ち込み、または近場で買出し後、皆で清算(前回は千円でそーめん食べ放題でした)。
    もちろんお宅の「あまりもん」も大歓迎!! 謹んで頂戴いたします。
【参加表明】
    必要ありません。直接会場へゴー!
    初めて参加される方は会場入口迄ご案内致しますので、どの方法でも結構ですので私宛連絡お願いします。
【御用の方】
    2ch 該当スレ、mixi 該当トピへの書き込み。メールの方はこちら迄→gmail_addr.png
【周辺地図】
    google map

西パ連からのお知らせ】
    1. 備品として西パ連ミギーくん(バファモータ)が加わりましたので、磨きたいパイプがある方、いつでもなんぼでもどーぞ。
    2. まかないメニウ確定してませんがそーめんてマダ残ってましたっけ?
    3. 小ネタなどの企画も募集中。

いつもの方もお久し振りの方もはじめましての方も、皆々様奮ってご参加下さいまし。

西パ連文月集会のお礼

まいどおおきに。お蔭様で西パ連文月集会も無事終了致しまして、いつもの如くミニレポです。


resize4272.jpg resize4261.jpg resize4259.jpg

今回の目玉は何と云うてもこのバファモータ。毎回徴収する会費に少しづつ上乗せしたりして今月から備品として見事加わり、早速フル稼働です。一番右の画像はトレース疑惑のある寄生獣のミギー。ト云う事でひみつ道具改め、本備品の愛称は「西パ連ミギーくん」と暫定的にさせて頂きます。


resize4260.jpg resize4262.jpg電気による動力を一切使わずレストアするのを裏ドラ的に頑なに守って GMR に励んできたのですが、この楽さの前にあっさり方針変わってしまいました。カルナバ蝋をちょちょっと擦り付けて、ブブーンと磨けば、ハイ出来上がり、の簡単さ。ステムも赤棒をちょちょいと付けてババババーと磨いて、ホイ、ピッカピカ。


resize4268.jpg resize4270.jpg resize4269.jpg

ちょっと判り辛いカモですが、一番左の画像がバフ前。Paragon ワックスとカルふきんで結構綺麗にはしていたのですが、どうしても熱やら何やらで光沢はすっかりくすんでしまっているのですが、真ん中と右の画像の通り、ホンの数分でアッー!!ト云う間に大変身。のべ人数と徴収総額で計算するとだいたい一人頭五百円程度で、こんな素敵なミギーくんが手に入るだなんて。もっと早う買うといたら良かったですわ。


   resize4263.jpgresize4264.jpg

いつもの如く、誰かれトはナしに色々なお土産やら差し入れがあるのも、ほんま毎回すんまへん。これは明石の方の倒産した工場から数奇な縁で届いたチョイエロマッチ。逆にするとヌードになる百円ライターのマッチ版みたいな感じですかね、カヴァーをスライドさせると春画のチラリズムが愉しめる、ト云うマッチです。


resize4271.jpg resize4267.jpg他にも御当地な肉饅やら名古屋からワザワザの手羽先やら兎に角盛り沢山で、何をする為に集っている会なのかをスッカり忘れてしまいます。いやそもそも何をする為に集まっている会なのか実は未だにハッキりトはワカっていなかったりもしますが。まぁええやん。おもろいし。


resize4265.jpg おお、忘れるトコやった。今月のまかないはそーめんでして、これもまたンマかった。瞬間最大人数一一名ト云う事で前回に比べ今回は若干少ない目の人数だったのですが、こんだけ呑んでこんだけ喰うて、千円です。もうココに住もうかしらん。




resize4266.jpg 実は現物に見る Comoy の Tier 1 ~ Tier 6 の推移だとか Roush 自慢だとか、ミギーくんだけでは飽きるかな、と一応ネタを仕込んで来てたのですが、いやいやいや、もう数分おきに次から次へと皆ミギーくんフル稼働で。軽く嫉妬するぐらい。でそうこうしているうちに満腹になって酒もマワってきたりして結局その辺りはもうどーでも良くなったり。



ト云う事で今月も大成功で、本当にありがとうございました。次回は八月二三日を予定しております。まいどの方もお久し振りの方も初めましての方も、皆様是非是非フルって、磨きたいパイプ握り締めて、ご参加下さいまし。


[FOUR DOT RUSTIC] - "APPLEDORE"

resize4256.jpg Sasieni [FOUR DOT RUSTIC] - "APPLEDORE"
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
32g 27mm 38mm 40mm 18mm 35mm 39mm 61mm 137mm 117mm
Left
nil
Right nil
Bottom "APPLEDORE"
Sasieni
FOUR DOT RUSTIC
LONDON MADE
MADE IN ENGLAND
Top nil
Stem "(four dot)"



resize4246.jpg resize4247.jpg resize4248.jpg

指に優しく掌に心地良くどう咥えても軽やかで、上から見ても下から見ても前から見ても後から見てもシンメトリックなのに堅苦しさがまったくない、だのに端正。無理っぽサも感じつつ目指せ Sasieni アップル枠全コンプと頑張ってきたのに、不幸中の幸いにも、見事に腰を折られた。見付けてしまっては仕方無いね。


resize4245.jpg resize4243.jpg resize4244.jpg

未だ買い物の神様が見ていて下さるのだとしたら、デーニッシュにありそうな肉薄で丸みを帯びたボタンだけを見ればリプレイスメントっぽいこのステムかな。けど、テノン開口部に見える捻子溝はリプレイスメントとして意味が無いし、じゃあ逆に捩じ込み式のフィットメントがあったのかト云えば、それに見合うパテントナンバもどこにも見当らないしそもそも FOUR DOT RUSTIC とフィニッシュがグレードに入ったあるし、いや待てト、フレア部を良く見れば、単純に噛み跡か何かを消す為にボタンを縁から強く研磨して行ったダケにも見えるし。


resize4249.jpg resize4250.jpg resize4251.jpg

あいや待たれい、この四つのドット夫々の間隔と位置は均一に広過ぎやしまいか、とか、もう考え始めたらキリが無い。刻印もパリッとしとるし、確かに接合部にクラック入ってしまっとるけど、もう旨いねやけエエやないか。ト愚考を重ねるのは止めにした。だってマジで旨いもの。


resize4257.jpg resize4253.jpg resize4258.jpg

理想的なアップルとしてはギリギリの位置にある様な気はする。美しいアップルって、ボウル部の重心がやや下付きで下部は太く上部は細くのバランスにスックと伸びた細いシャンクがシェイプの流れを作るキモだとして。んが、このシャンクの太さとボウルのバランスは、もしかしたら別解として正解なのかな、とも。重心がホボ真ん中にあって、上下の膨らみが均一だからこそ、この太さが生きてくる、ト云うか。


resize4254.jpg resize4252.jpg resize4255.jpg 

んー、基本的にハズれのナい Sasieni に於いて、アタリ Sasieni にのみある、煙が咥内に入った途端に自動洗車機の如く内頬両側から涎がファシャーと噴霧されるあの衝撃の前には、どんなに与太や御託を並べても意味が無いので、まぁ良いや。きっと Putney なんて酸っぱいに違いない。うん。<まだ逝くつもりの様です


[THORN] - 7414

resize4239.jpg KAYWOODIE [THORN] - 7414
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
35g 29mm 34mm 45mm 19mm 41mm 34mm 80mm 141mm 125mm
Left
nil
Right nil
Bottom 7414
KAYWOODIE
THORN
Top nil
Stem DRINKLESS
REG NO 213598



resize4231.jpg resize4232.jpg resize4237.jpg

最初に云っておきます。THORN 良い。ホンマに良い。何故だか全然ワカらないが、スティンガを見なければ KBB である事すらワカらないぐらい類の無いしかし顕著な香り立ちと滲み出る甘みとコクが、先ず良い。


resize4229.jpg resize4230.jpg 固有の問題として、ネジのオスとメスのアライメントが一八〇度ズレており、このまんまだとそのベント角度から nose wormer ならぬ eyebrow burner となる処だったが、オス側のテノンとなる方を一旦捻り抜いて、位置を調整してピッタリスッキリの処で止めて、真っ直ぐにした。リップはやや厚く丸く、フレア部は広いが低く狭い。けど旨いから良い。



resize4234.jpg resize4233.jpg 復刻版を含めば飛び石になるが、幾つかの条件さえ満せばある程度製作年代が判るとして、"74" と "14" と "THORN" から、一九三一~三八年頃、かな。OB オタクで KBB フェチからすれば黄金期なのも良い。



resize4241.jpg resize4236.jpg resize4242.jpg

なんと云ってもこのブラストの表情と色合いが良い。シェイプアウトのギリギリ手前迄、割と粒の大きなメディアを使っていたのだろうか、深く荒く有機的で、見る角度毎に様々な表情と雰囲気がある。目隠しして盲牌したらコレ皆 Dunhill と間違うんじゃないかな。


resize4238.jpg resize4235.jpg resize4240.jpg

スイと細く伸びるシャンクとボウル部の継がりや、少し緩めのベント角度も良い。ああコレでスティンガでなくてプッシュステムなら尚良いのになぁ、とちょっとだけは残念な気持ちになるが、一旦煙草を詰めればそんな事思いはスッカりと消えてしまう程、THORN は良い。


[Ye Olde Wood] - 169

resize4223.jpg BARLING'S [Ye Olde Wood] - 169
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
35g 34mm 36mm 45mm 19mm 40mm 38mm 61mm 135mm 115mm
Left
BARLING'S
MAKE
YE OLDE WOOD
169
T.V.F.
Right MADE IN
ENGLAND.
EL
Bottom nil
Top nil
Stem "(Barling Cross)"
REGD 98046



resize4215.jpg resize4216.jpg resize4217.jpg

エステートを収集する様になって割と早い段階で自分に Barling は「ナシ」だなと思わせたこの EL、今回撮影をするから、とセッセとレストアのやり直しをして、大発見。モーティスが少し深くなり、煙道が広くなりました。出るわ出るわのタールの山。


resize4212.jpg resize4213.jpg resize4214.jpg

面が緩やかに極僅かだが曲面になっているテノン先端。広く高く、そして深く奥迄開いているフレア部。ボタンのエッジはかなりなめてしまっているが、フラットなので削り込むとその跡が目立つだろうし、かト云ってサドル橋のトコ迄全部削るのも大変なので、そのまんまにしといた。


resize4218.jpg resize4219.jpg 三桁のウチの最初の "1" は消えかかっているが辛うじて "169" と読める。反対側には "EL" のサイズコード。

 



resize4220.jpg resize4221.jpg ステムの Barling Cross はほぼ消失。裏側の刻印も両端を残してほとんど読めない。

 



resize4225.jpg resize4228.jpg resize4226.jpg

小さいサイズは競争も然程激しくナいし、いや "EL" でも十分にデカいので、この "EL" とか "S-M" とか辺りは割と懐に優しい値段で入手出来る。Barling らしさからすると少し毛色は違うかもしれんけど。ト云う事で「アリ」へと転向。


resize4222.jpg resize4227.jpg resize4224.jpg 

要は、適当なレストアで外側だけを見て綺麗になったと思い込み、タールやゴミで詰まったまんまの煙道を粛々と通ってくる煙を以って、あまりパフォーマンスが良くないなト勝手に踏んでいたのだ。まぁレストアも精進すればいつかは良い事あるよ、ト云う話です。


Roush Silver Tamper


resize4211.jpg resize4210.jpg resize4209.jpg 

ちょいと箸休め。Cutty と Chubby Billiard と一緒にタンパーも届いたワケなんですが、コレ、ネイルタンパー一筋の所謂 cheap bastard ど根性パイプスモーカの厳しい目から見て、アリです。固くなった表面を崩すのにも便利、山を作るのにも便利で、茎の適度な凹凸が指先に良い塩梅でひっかかって、スゲー使い易い。最初に見た時は、こんなの絶対装飾リングに使うたシルバーの余りか切れっ端の使い廻しやろ、五〇〇円以上するタンパーなんか絶対認めんぞ、と過剰に毛嫌いしていた私が云うのだから間違い無い。逝く時はコロっと逝くのが Leap of Faith です。


resize4205.jpg resize4208.jpg 材質とデザインから、件のクソ易い $1 ネイルタンパーとは値段においては比べる事は出来ませんが、プレミア感だけでない、サイズ、角度、重さ、と細部に渡って、実際の使用に十二分に耐え得る細やかな作り。




resize4204.jpg resize4206.jpg resize4207.jpg 

あとコト Larry Roush のパイプ以外に関して驚いたのは、画像の通りの専用ケースに至る迄配慮された作り込みです。タンパー専用のケースも然ること乍、片側づつ色の違った革製の専用パイプケース。これ真四角でなく、前方と後方に少しだけ膨らむ「しろ」が取られてるので、パイプを入れた時にややゆったりと入って過度に擦れ合わない様になっているんですね。値段のいくらかはこうした細部へと配慮され尽した備品、と思えば、なんか成程納得です。


[L2 Bella Cera] - 1504 (Chubby Billiard)

resize4197.jpgLarry Roush [L2 Bella Cera] - 1504 (Chubby Billiard)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
57g 33mm 41mm 53mm 20mm 43mm 42mm 46mm 123mm 100mm
Left
nil
Right nil
Bottom L2
ROUSH
1504
HAND MADE
U.S.A.
2008
Top nil
Stem ROUSH ; STERLING (on ring)
ROUSH
HAND
CUT



resize4192.jpgresize4191.jpgresize4193.jpg

去年の誕生日と今年とで、要は一年分のみなし貯金がある、と解釈し始めたらもう人として終っているんはワカっていたんだけど、ここ迄来たら止められない。そもそも、Larry Roush 流の行程として、ラフカットしてから数ヶ月は追熟的にエアキュアを施すので、ある意味次がイツになるか見当付かんし。「結婚式の準備とかで忙しいけど絶対に誕生日迄に Cutty 間に合わせるかなネ」ト云う確約が四月頃に取れたのをエエコトに、ソコはもう、ならもう一本、ロペス本とか本人サイトで見る G. L. Peace のコレクション #888 みたいな Chubby Billiard もお願いします、ト云う事になるワケです。


resize4188.jpgresize4189.jpgresize4190.jpg

Derlin のテノンからリップ側開口部迄自然な大きさで流れる様に太くスムースに開いた煙道は本当に素晴しく、接合した時のそのエアフローは、一昔前に流行ったタピオカ飲むストローでも咥えているのかト錯覚させる程。煙草を詰めて着火前に試しに吹き喫いしてみてその体験した事の無い無抵抗感につい笑ってしまったのはコレが初めてで、今迄のパイプはでは一体全体何だったのか、と愕然とした。


resize4200.jpgresize4201.jpgresize4199.jpg

近年導入された "Smokey Gray" と呼ばれるベークライトのステムも快適で、手持ちの中で、ソレと気付かずに使ってしまっている分は別として、はっきりとベークライトと知って使ったステムはコレが初めてなのだけど、アクリル系統に良くある、歯茎にガチンと重い固さや歯の上でスベってしまいそうになる抵抗の無さとは無縁の、しっかりと咥え心地のあって適度な摩擦を持つ具合は、譬えば Ashtonite の様な不思議な柔らかさとはまた違うのだけど、良い塩梅で、驚いた。心配していた Bella Cera との相性も抜群に良く、モノクロームなトーンにうねる白色が不思議な魅力を醸し出している。


resize4202.jpgresize4195.jpgresize4203.jpg

元々は "Smokey Gray" に無難そうな黒いステインでのリクエストだったのだけど、最終行程の段階で、「ごめんコレなかなか良いグレイン出そうなんで Bella Cera でも良いか」トの間際の連絡で、正直戸惑ったが、流れは作家が良い方に任せるが吉、ト信じているので、(値段はアレになるのはワカっていたけども)変更を快諾したワケだが、出来上がりを手に取ってみて、それが大正解だった事が確認出来た。細部一つ一つを見れば深くうねり波打つリンググレインのパターンは有機的で、猶且、全体の纒まりとしては幾何学的な文様の集合体の様で。


resize4196.jpgresize4194.jpgresize4198.jpg

スカッと鼻先に抜ける香り立ちと舌へズシンと重厚に落ちてくる芯は何かしらのタイプの Oil Curing を疑いたくもなるが、飽く迄も Oil 等では無く、所謂 Secondary Curing のみで、ココ迄特徴的且まったく嫌なクセを残さ無い方向で仕上げるのは、本当にスゴい。全長は炉の道とのボーダーだがボウルの外観サイズはかなり大きく、しかしソコからはまったく想像出来ない、爪先で弾いた時にコーンコーンと軽妙に響く様な(いや実際響く)、その軽さは驚く程。値段的にそうホイホイおいそれと買えないのがツラいが、そこがまた希少性ト云うか愛おしさにもなる。結婚してから初めて作った二本のウチの一本、ト云うプレミア感も嬉しいし。しかしそゆバイアス頑張って拭っても、手放しで素晴しくマジで旨いです。


[L2 Bella Cera] - 1503 (Bent Cutty)

resize4181.jpgLarry Roush [L2 Bella Cera] - 1503 (Bent Cutty)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
76g 32mm 44mm 54mm 19mm 43mm 30mm 49mm 122mm 98mm
Left
nil
Right nil
Bottom L2
ROUSH
1503
HAND MADE
U.S.A.
2008
Top nil
Stem ROUSH ; STERLING (on ring)
ROUSH
HAND
CUT



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あれは去年の誕生日の一ヶ月前、ひょんな事から臨時収入を得て気前も良かったし、そもそも前から虎視眈々と狙っては悉く外ししていたし、ならばト云えど作家本人未だ生きているのにエステートつーのも何だか違う様な気がしていて、かと云うて自称代理店なんて死んでも通したく無かったしで、思い切って所謂 commission 打診のメルを出してみたワケです。んが、私のメインで使っているアドレスのトップレベルドメインがトンガである事やら何やらで依頼は有耶無耶になって、半年経ち、そうこうしている内に作家本人は婚約だ結婚式だで忙しくなり、で、結局グロスで約一年、正味四~五ヶ月で、やっと先般届いた次第です。自虐的に、まぁ四〇に成る迄には欲しいかな、とか自分に言い訳していたけど、正直長かった。


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悪いクセとは知りつつ先ず何を見るかト云えばぐるぐるとステムを廻し抜いてその接合部をマジマジと観察するワケだけども、正直、テノン開口部のデカさ、そこからステムへとスムースに続く煙道の連続性、そして広過ぎず狭すぎず、まるでオリフィックはこう進化するべきであるかの如く美しく且つ機能的に広がったフレア部、またシェイプの特色を十二分に生かす様に緩急が良い塩梅で付けられているリップ、と、待たされたからかもしらんが、その仕事の丁寧さ、緻密さに、驚いた。モーティスとシャンク接合部もその見た目だけでなくスムースな挿入を図る様に、丁寧にステインで染められてたり。


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Bent Cutty 自体は Larry Roush にとっては割とスタンダードなシェイプなのかもしれんが、時折納得出来ない出来上がりもあったりする(要は酸い葡萄なんだろけど)ので、何度も何度もシェイプの細部に関して打合せを繰り返したんだけど、そのお陰で、仕上りは大変満足行くモノになった。いや思ってた以上か。んで、その気持ちにさらにグいッと拍車を掛ける様にパキっト打たれた唯一無二のシリアルナンバ他の刻印。銀細工やステムに打たれた刻印やロゴの細部に至る迄、好事家のツボをシビれる程ニクい演出で擽ぐってく。


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コレばっかりは触らんなワカらんとは思うのだけど、この深くうねる表情ったら、そして喫えば喫う程に刻々と深く染まる Bella Cera フィニッシュったら、んもう。細部を注視すれば夫々の曲面や直線は有機的にシェイプアウトしているのに全体的には纏まっていて、猶且機械的なリンググレインの片鱗の欠片も無いのにその陰はしっかりと幾何学的、だなんて、これは設計云々でどうにかなるモンではナい分、そのバランスの美しさが今この我の手中にあり、我が望む限りここにあり続けるのだ、と思うと、ビクンビクン。


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炉の道に浅い私だがしかしそんな自分にもコノ cutty からはシッカりとその神々しい後光が見える。そのサイズから来る未熟さとそれ故に不完全さを補完する様に丁寧に纏まった印象からは想像出来ない程、相反する様にデカい火皿、その両者をバランス良く纏める全体像。おべんちゃらか知らんけど、本人曰く、Cutty でも色々な注文受けるしそれはそれで顧客の要求だからアレだけど、俺が自分で喫うならまさにコレ、このサイズだ、と云わしめる、この恍惚にも似た達成感は何だ。どうしても咥え方にややコツを要するんだけど、そんなの忘れて十二分、つかそんなしょーもない事スコーンと忘れさせる程の、とろりと比重の重い芯のある煙とかの、チビってしまいそうになる深い味については各独自に確認して貰うとして、久し振りに、エステートには無い、パイプを、望む形で注文して、それが出来上がって、実際に手中に収める、ト云う愉しさをかんなりしっかりと堪能させて貰うた喜びは、ナニモノにも代えられない。そゆ意味では一年なぞ短か過ぎるぐらいだ。


[919.1] - ... (drop shape/pigeon)

resize4146.jpgBertram Safferling [919.1] - ... (drop shape/pigeon)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
69g 29mm 46mm 52mm 20mm 51mm 40mm 50mm 140mm 110mm
Left
nil
Right nil
Bottom 1
"(drop/pigeon)"
Top nil
Stem "(drop/pigeon)"



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Bertram Safferling 氏の運営する web ショップにて、仕上前だよト称して白木でスムースの状態でアップロードされていたモノを見付けてしまい、速攻で reserve、んで、Erntestolz みたいな感じのヘーゼルナッツなステインで仕上げて下さいませ、と頼んだらば、即日、やります、んで出来上がったの一旦見せるけど、それで気に入らなかったら別に買わなくても構わないよ、なんて返事が来たりして、まぁ普通に考えてそんな心の広い返事が来たらば大抵買ってしまうに決まっているのだけど、ホイ出来上がり、ト送られてきた結果に大満足で、速正式注文。


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最初の "919" は謂わばシリアルナンバで、最後の一桁(".1"~".5" 迄)がグレードを現わすらしく、これはブラストなので、通しで "919.1" ト云う事になる。ちなみにこのシェイプ名、日本国内では真しやかに鳩サブレ等と呼ばれてたりするので、てっきり本人もそう呼んでいるのかト思ったら、ドイツ市場では単純に "drop shape" (水滴)ト呼ばれているらしく、確かにパイプと共に送られてきた専用の皮ソックや、Safferling デザインのパイプバッグ、ステム、シャンク、と随所に見られる氏のロゴは垂直に落ちる二滴の水滴のそれの様で、しかしどうも "pigeon" ト云う呼び名イタく気に入ったらしく(サブレの部分は別として平和の象徴やし)、今迄そんな呼び名は考えた事も無かったケド今後はそう呼ぶようにするヨ、との事。俺発信でいいんスかwww


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ステム自体の長さからすれば随分と長いテノンだが、シェイプの通りボウル部分に比べて極端に絞まったシャンクなので、当然これぐらいの長さになるのだろう。驚きの広さを持つフレア部はかなり緩やかに呼吸をしても咥内全体に瞬時に煙が広がる。リップの平面が広く取られているので、咥え込んだ際のホールド感がかなりしっかりとしていて、重さから来る不安定さのかなりの部分解消している。


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やはり一番に目が行くのはこの曲線美。重厚感もあるのだけどしかし窄み膨らみする流れがエレガントで、官能的な印象すらある。確かに普通にブレイクインにも時間が要ったし、カーボンにある程度厚みを持たせる事で本領発揮する面はあるが、このパイプを喫う行為がもたらす充実感は、それを軽く上まる。あとちょっと驚いているのは、複雑過ぎてやや圧倒的なブレンド等が、不思議なぐらい理路整然とスッキりするのはとても不思議。


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サンブラの表情の浅さだけはやや残念な感があるが、コレは氏が二〇〇五年にドイツからイタリアへと工房を移転させて数年、当時(二〇〇七年)は未だ適切なブラストのメディアを近くで調達出来ない状態であった事が影響しているので、最近ならまた違って来ているのだろう。実は paypal でちょっとしたトラブルがあって支払いが滞ったりしたんだけどソコについても非常に協力的で、保護剤の成分についても必要以上に隠す事なくオープンに教えてくれたり、ととっても良い人で、現代に生きるしかない貪欲なパイプスモーカにとって、大変貴重なパイプ作家である事に間違いはナい。


[FOUR DOT] - "BOWLER"

resize4132.jpgSasieni [FOUR DOT] - "BOWLER"
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
29g 31mm 39mm 32mm 19mm 28mm 28mm 90mm 157mm 135mm
Left
nil
Right nil
Bottom MADE IN / ENGLAND (football)
Sasieni
FOUR DOT
PAT NO.150221/20
"BOWLER"
Top nil
Stem "(four dot)"



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ね。遠くからチラっト見ただけで、あ、BOWLER だてワカるでしょ。プリンスかくあるべし、ちゅーか、もう BOWLER 以外は全部「プリンス、のようなもの」ト云うシェイプ名で通っていなければならないのでわ、とすら思う。この曲線、延長線上にある直線、(正確な重心ト云う意味でなく)重心の印象、サイズ、全てがもう格好良い。前面の膨らみと窄みは膨よかに、後面はそれと比べてやや直線的で少ししか膨らんでいないトコとかもうシビれちゃう。


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辛うじて全て読める刻印の通りの、捩じ込み式のフィットメント付きタイプのテノン。モノ自体は残念ながら切り落されていたが、切断面は割と丁寧に削られていたので、フローから起る対流に問題は無い。時代的な都合(物資不足?)からか、ドットの色が一つだけ微妙に濃ゆく、もう一つが薄く、残りの二つはほぼ白かったりするのは御愛嬌。


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前述の通りのテノンだけど、シャンクの長さからすればちょっと短かいのではと心配になるが、接合に何の支障も無い。広く高く開いたフレア部も快適。唯一の難点を敢えて挙げるなら、このリップの厚さだが、コレはコレでこれ以上薄いと咥えた時に上下に揺れ易くなったりするし、そもそも咥え心地や歯茎の沈みに快適な固さなので、実際はコレぐらいが丁度だったりする。


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小振りである事、つまり狭い表面積ト云うプリンスの不利な立場をまったく思わせない、表情豊かで自由に舞い踊るカービングは流石。下部片方から上部逆方へと溝がうねりながら流れているので、副産物的で意図してない効果だとは思うけど、手触りに程良い刺激とグリップがあって、いつまで触っていたくなる。


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で、これで旨いんだからもうどうしたら良いんでしょうか本当に。火皿の絶対容積が小さい為どうしても長時間咥えているワケには行かないのだが、それが良い「じらし」になって、ついつい何度も使ってしまったり。極度の旨い厨なら犬歯を抜いてこのリップに合せた入れ歯を作って一生咥えているんじゃないだろうか。<それは云い過ぎな上にまったく伝わらない


[EVERYMAN] - 126

resize4117.jpgCOMOY'S [EVERYMAN] - 126
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
34g 37mm 40mm 35mm 23mm 36mm 35mm 62mm 136mm 115mm
Left
nil
Right nil
Bottom The / EVERYMAN / LONDON PIPE
126
MADE IN LONDON / ENGLAND
Top nil
Stem nil



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ポット云うとスグに DUNHILL の R しか思い浮ばない、ト云うかそれしか知らない了見の狭い自分にとってこの "126" ト云うシェイプは何故か何処か腑に落ちないモノがあったのだけど、最近の(LoF 研究所での)研究で、R は僅かながら上部に向かって広がる様な角度を持つ、謂わば Chubby Dublin (があったとして)の亜種であり、そもそも本来ポットと呼ばれるシェイプはこの "126" こそがまさに正しく、腑に落ちないのは「ポットは R」ト云う概念を捨てられない自分の防衛本能に拠るモノである事がワカった。えーと、あまり一生懸命読まないで下さい。


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残念な事に残念なステムがリプレイスメントとして付いていた。と届いた当初は最初は残念がっていたんだけど、ボテっとした咥え心地さえ乗り越えられればエアフローは案外快適。フィットメント用に大きく深く火皿側開口部ギリギリ迄開いたモーティスが、ちょっと広げ過ぎかなと心配になる程開いたフレア部とマッチしていて、さらにオーバーサイズ気味な火皿と相俟って、良い掛算になっている。


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刻印は全体的に薄めにしか残っていない処へつい先達て作り直した濃ゆいシェラックを塗り付けたモンだから更に読み難くなってしまった。YOB から、一九五〇~六〇年代、かな。


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サンブラの全てがそうであるト云うワケではナいがフロウを目立たなくする為のサンブラ打ちは確かにあって、見ての通り数ヶ所、ゲゲっ、と驚く程深いピットがあるのだけど、そこが副産物的に功を奏したかの様に、とても味わい深い表情になっている。バランスは然程良くはないがそれでも片側から前面にかけて綺麗なリンググレインもぼっこんぼっこん出てるし。少々のシェイプオフにも躊躇しないデカいボウルのポットだからこそ出る、表情豊かな印象が良い。


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ややもすると過ぎたる感も持たせそうな大音量を想像させる過剰なフロー、糞詰まりとは正反対だがしかしフローのみで咥え心地や歯触りや形のヘボいステム、申し訳程度に表面を荒したダケのモノとは全然違う大変趣きのある当りだが諸手を挙げて賞賛する程の表情では無いブラスト、特に超古い云うワケでもないしだいたいそもそも EVERYMAN やしと、良いんだけどなかなか手が伸びない条件がそれなりに揃っているのに、これ、まじで旨いの。どうしよう。金の使い方間違っているよなぁ、と思いつつも、けどじゃあ安ければ良いて云う話でも無いし。こういうアタリがあるからパイプ集めるの止められんのよな。困った困った。


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まとめ
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