[DRINKLESS] - 7789L
近代のシェイプ名で云えばスクワットトマトにでも成るのだろうか。しかし、わざわざスクワットさせなくとも、マッシュルームがあるじゃないか。赤いオーバーオール着て上から踏み付けたくなる程、どこからどう見てもマッシュルーム。何故こんな愛くるしいシェイプが近年に残っていないのか。早過ぎたのかな。
細く長い四穴スティンガの刻印は消えかかっていて最初の三桁しか読めない。フレア部は若干片側に寄り気味で大量生産的な雰囲気を残しているが、捩じ込んだ時にボウルに対して真っ直ぐなだけで御の字なのは毎度の事。シェイプの全体的な雰囲気に合わせてか、リップは比較的薄めに切られている。
四桁の頭二桁の "77" は "DRINKLESS" グレードを現わし、残りの二桁とアルファベットの部分 "89L" は Long Stem Mushroom ト云うシェイプを現わしている。"77" が一九三一〜三八年、"89L" が一九三五〜三七年、で "DRINKLESS" の "SYNCHROSTEM" が一九二〇年〜三〇年代初期、と推定されているから、"DRINKLESS" が下位グレードへと割り当てられるギリギリ前のモノ、ト云う事かな。
判り易いっちゃー判り易いのだけどコレにはも一つ妄想の余地があって、度々見られるヒールの刻印、コレには "CU" と打たれている。専属カーヴァーのイニシャルだと云われたりするが、"U" 一文字だけのものとこの "CU" ト云う二文字のものの二パターンしか見た事無いので、恐らく同グレードの中でのグレインの善し悪しによるさらなる差別化(プレミアム化)を図ったものだ、と踏んでいるのだけど、ハてサて。
にしてもこの艶やかで深みのある茶色の発色。恐らく製作当初は意図せず単純に深い茶色のステインでの着色だったんだろうけど、経年変化で深く染まった部分と浅く染まった部分のコントラストがハッキリしてきたのだろう、グレインの良さも手伝って、非常に表情豊かな色合いになっている。
デンと太った幅と極端に圧縮された高さのボウル、そしてその両方とは相容れ無さそうな細く長いシャンクとステムの不思議な演出だろうか、どこにも無いのにどこにでも有りそうな愛らしい親近感と希少性のミスマッチが楽しい。全体的なサイズからすればかなり大口径になる火皿も、詰める煙草は若干選ぶが、色々な愉しみ方があって良い。知れば知る程 KAYWOODIE は面白い。
[...(sandblast)] - ... (apple)
ボウルも小さめなのだがそこから比べてもかなり細いシャンクと長いステムを持つ、古き良き Apple。これでフィニッシュがスムースだとツンとした感じに寄るかもしれない処、やや浅いブラストの表情が上手く柔らかく纏めていて、穏やかな印象ト成っている。
二段テノンの先端は浅く面取りされているが、浅過ぎるので意図的な物ではなくもしかしたら加工跡なのかもしれん。幅はやや狭いものの背が高いフレア部は全体を通して若干細めの煙道から流れてくる煙を柔らかく舌に当てるのに一役買っている、かも。薄いリップの咥え心地もかなり良い。

刻印は左右の二箇所のみで、片側はロゴ、もう片側は P.O.S. の様なモノで、グレードやシェイプのコードは無い。一九五〇年代迄ブラストものにグレードコードは無かった様な記述も見るし、かなり古いモノにはシェイプコードは無いト云う話もあるので、妄想が膨らんで色めき立つが、ハてサて。
Talbert Pipe の Trever Talbert 氏のブログに詳しくあるが、ブラストを打つ点で、年輪(age ring)と木目(grain)は違う、ト云うコトらしいんだけど、どうナんだろうか。狙わず打つとこんな感じのややヌメっとした表情になるのだろうかね。それとも木の固さかな。もしかしたら両方かも。浅いのに荒れた感じよりもむしろ凛とした一体感があるのはもし狙ってやってたとしたらスゴいなぁ。
どうしても LOEWE は辛いト云うイメージだけが(手前の勝手な都合ですが)先にあって、「辛いか辛くないか」ばかりに意識が向いてしまって他の特徴を掴み難いのだけど、取り敢えず先に「うん。辛い」ト片付けておいて、これはブラストの影響かハたマたサイズか、滲み出る甘さがその辛さを上回っていて、これは他の LOEWE には無かったコトなんで、ちょっと驚いた。詰める煙草で様々に変化する処を面白いとするかどうかで道が別れるのかな。
[FOUR DOT RUSTIC] - "APPLEBY"
Sasieni [FOUR DOT RUSTIC] - "APPLEBY" | |||||||||
| Weight | Width (min) | Width (max) | Height | Bore | Depth | Shank | Stem | LOA | Airway |
| 35g | 29mm | 37mm | 40mm | 20mm | 37mm | 40mm | 70mm | 145mm | 121mm |
| Left | nil | ||||||||
| Right | nil | ||||||||
| Bottom | MADE IN/ENGLAND (football) Sasieni FOUR DOT RUSTIC "APPLEBY" | ||||||||
| Top | nil | ||||||||
| Stem | "(four dot)" | ||||||||
Apple は Apple なんだけど他の夫々と比べればヤヤ肉厚で長いのかな。BOWLER 以外はボウルに対して相対的にかなり細いシャンクを持つタイプは Sasieni には無いみたいなんだけど、そんな中でもコレは大きめ。トップはスムース仕上。
捩じ込み式では無いにしろ、(モーティスの深さから)何かしらのフィットメントがあったのではないかと想像する。トするとテノンの先端のこの面取りはスムースな煙の流れト云うよりも寧ろフィットメントの当りしろ、ト考えた方が良いのかな。フレア部は高さも幅も十分にあるのでフローが急激に絞られる事は無い。リップは厚めでボッテりとしている。
えーと、シェラック塗るのちょっと失敗しました(ラスティックの溝の所々に見える白いのもシェラック)。ト云う事で非常に読み辛いのは刻印の薄さではなく私の所為です。HURLINGHAM と APPLEDORE と一緒に並べてみたが、どうも全長や太さに大きな違い(いや違うは違うねんけど)は見られず、しかし火皿の内径が随分と違うのは良くワカる。丁度真ん中あたりのサイズになるのかな。
なかなかたっぷり煙草も詰めれるし、厚ささえ乗り越えられれば柔らかな咥え心地のステムも良いんだけど、ラスティックの流れが縦方向、ちゅーのが、なぁ。レゴか何かの人形のカツラみたいに見えるのよ。どうしても。いや私の目が悪いんですけどね。
見た目はともかく味は Sasieni です。サイズ的に取り回しも良いし、じっくり焚いてもぱっぱと焚いてもそれぞれに特徴が顕著で。時代的には Family-era 後期に当るのだろうけど、個人的には寧ろこの頃の方が舌への当りが戦前のモノよりも柔らかく感じるので好きです。
西パ連文月集会のお知らせ
西パ連文月集会のお知らせ
【開催日時】
2008年07月26日(15時〜ええ時間迄)
【開催場所】
大阪府(西パ連十三秘密基地)
【集合場所】
阪急十三駅西出口付近(場所お判りの方は直接会場へどうぞ)
【参加資格】
パイプに興味のある成人の方なら誰でも。
【参加費用】
飲食物は各自持ち込み、または近場で買出し後、皆で清算(前回は千円で鶏とかタラとかのちゃんこ鍋でした)。
もちろんお宅の「あまりもん」も大歓迎!! 謹んで頂戴いたします。
【参加表明】
必要ありません。直接会場へゴー!
初めて参加される方は会場入口迄ご案内致しますので、いずれの方法でも結構ですので連絡お願いします。
【御用の方】
2ch 該当スレ、mixi 該当トピへの書き込み。メールの方はこちら迄→
【周辺地図】
google map
【西パ連からのお知らせ】
1. 備品としてバファモータが加わりますよ。
2. メニウ確定していないんですが何かありましたら是非。
いつもの方もお久し振りの方もはじめましての方も、皆々様奮ってご参加下さいまし。
西パ連水無月集会のお礼
ご参加頂きました皆様、また残念ながら念写のみでのご参加の皆様、いつもいつもありがとうございます。水無月集会、瞬間最大参加人数十六名(だったと思います...)と、お蔭様で大盛況でした。今回もちょろっと画像付きでレポートです(デジカメを忘れてしまった為携帯のカメラでの画像でお見苦しい点堪忍え)。
毎回まかないとは別に「差し入れ」があるのですが、今回はいなり寿司やいもようかん、それから鷹長ト云う奈良の地酒や百年の孤独、その他諸々有り難く頂戴致しました。会を重ねる毎になんか知らんドンドン増えてきてまして、秋頃にはもう見返りバー「トミー」として店のヒトツでも開けるんじゃないかト云う勢いです。
今回はイヴェントとして大きく三つ。一つは備品としてバファモータを購入するかどうかの最終的な採決、それから西パ連オウンブレンドの研究、あと相撲勤武技大会(スモーキングコンペ)、そいでからソーボクさんのライブ、とあったのですがどれも大成功でした。あ、四つだった。画像はブレンドを試行錯誤している処。VA:LA:CV:PR = 2:2:1:0.5 ト云う配合が自分の好みでしたが、まだまだ研究の余地はあると思います。
本日のまかないは簡単に水炊き、のはずだったんですが、なんか最後の方には何でもありのちゃんこみたいになってました。我慢し切れずにまたもや喰い散らかした跡の皿でホンマすんません。
で、相撲勤武技大会。これは詳しい内容は mixi で見て頂くとして、まァざっくりト云いますと、ロングスモーキングなんぼのもんじゃい、ト云うルサンチマンを多大に含んだお遊び。のハズだったのですが、実に様々な発見(案外ブライヤって焦げへんな、とか、ホットな煙も探れば旨い、とか、アホ程早く喫うても思ってたよりも長く喫える、とか)のある有意義なモノとなりました。
参加者(七名)各自自分の一番のお気に入りのパイプ(ココ重要)を用意し、西パ連の用意した煙草二グラム(今回は OLD GOWRIE)を詰め、兎に角一番早く喫い切った人が勝ち、ト云うルールで競技をする予定でしたが、今回は、残った灰を掻き出し、参加者以外の方に審査員(五名)になって貰い、0~10 の間でペナルティを課して、そのペナルティの平均 * 五分を加算した時間を最終結果とするト云う追加ルールも加わりました。
やはり皆それぞれが一番のお気に入りのパイプで参加するト云う事で、早く、しかし皆丁寧に喫い進め、だいたい二五分強で競技自体は終り、その後灰の審査(ルーペで確認も!!)を経て、一位から七位迄の順位を出しました。こんな無茶なやり方でも二〇分は持つト云う事は、ココで得たコツを、ロングスモーキングに流用すればもしかして二時間ぐらい普通に行けるんじゃないの、なんて思たんですが、どうでしょうかね。
その後ソーボクさんの生演奏第二部もあったりで、そこではリクエスト有り、飛び入りでバッタもんギタリストとのセッション有り、プロを横に、なんか独りで盛り上がってしまってすいません。
本当沢山の方に参加戴いて、こんなアホな幹事の云う事にちゃんとひとつひとつ頷いて戴いたり適切にツッコミを入れて戴いたり、ありがとうございますです。次回の文月集会は少し後に倒して二六日の予定です。これに懲りんトまた今度もひとつ是非。
[Super Grain] - 5160
Miami Brown、ト云うにはやや色落ちがあるがオレンジ系の発色はまだまだ美しい Super Grain。KBB's LB トでも云えば良いのだろうか。コレも Pulver's Briar で早いモン勝ちで安価で入手出来た。英文タイプの練習には Type Racer をお勧めします。
四穴スティンガーは刻印付き。シャンクロゴで四穴で四桁ト云う事で軽々 Dating と思っていたのだけど、最初の二桁の "51" は詳細があるトして、シェイプナンバー部である後の二桁の "60" が見当らない。多分読み間違いではナいト思うんだけど。ト云う事で一九三〇年代です。

低くて狭いスリットはもう仕方無い。スティンガ付の DRINKLESS は廻し来って嵌め込んだ時にちゃんとボウル部とステムがマッスグに合されば御の字ト思わねば。リップに噛み傷も多く、ボタンのエッジもかなりヘタっていたので、せっせとヤスリで頑張ったので、ちょっと時代背景的に有り得ない位薄くて咥え心地の良いモノになってしまって、ちょっち反省。
戦後を境にガクンとその位置を落してしまう "Super Grain" が、未だブルジョワジーでセレブリティだった頃の見本として、正しく美しい、(正面からはズレて居るが)バーズアイの詰まった、クロスグレイン。ホラそこ KBB にグレインの善し悪しなんてあったんだなんて云わない。
ボウルもなかなかに肉厚でシャンクも太くスティンガも長いのだけど、然程重さを感じさせないのは、モーティスのメタルメス部分から先がかなり大きく開けられている為か。煙道にかなりのアソビがある分煙は柔らかく、しかしそれは鼻腔の奥に煙が当たる際に初めてワカる様な、夫々の味のスパイクの天辺が丸くなっているだけト云う意味で、輪郭のシャープさであるとか味のエッジであるとかには何の遜色も感じさせない。内頬や舌にはしっとりとビターなコクとドッシリとした甘さの両者が内包された旨味がいつまでも漂う。どうしてもスティンガの奇抜さからとっつき難い印象はあるかもしれないが、こんだけ旨けりゃ十分でしょ。
[OLD ENGLAND] - 58S
Sasieni [OLD ENGLAND] - 58S | |||||||||
| Weight | Width (min) | Width (max) | Height | Bore | Depth | Shank | Stem | LOA | Airway |
| 37g | 38mm | 38mm | 42mm | 21mm | 37mm | 36mm | 59mm | 130mm | 112mm |
| Left | nil | ||||||||
| Right | nil | ||||||||
| Bottom | 58S OLD ENGLAND LONDON MADE MADE IN/ENGLAND (football) | ||||||||
| Top | nil | ||||||||
| Stem | "(shield)" | ||||||||
大きさとしてはなかなかにデカめなのだけど、持った感じや顎へ掛る重みは然程重たく感じさせない不思議なポット。持った感じが軽いのは OLD ENGLAND のラスティックにはだいたい共通してると思うんだけど、何か秘密が有るのかな。
フィットメントしろとして大きく開けられたテノン開口部に比べれば若干小さいフレア部がちょっと勿体無いかな。顎の負担の軽さは恐らく平らなリップとエッジの効いているボタンからか。ちょこっト咥えているだけで十分なホールド感がある。
刻印はシェイプナンバー以外は深く残っている。ト云うか P.O.S. とシェイプナンバーの位置が他の OLD ENGLAND とは逆な様なんだけど何か意味あるんだろうか(多分無い)。シールドロゴはスタンプ自体は残っているが中の色は消失。フィットメントは DUNHILL の INNER TUBE の様なチューブ状で先端が鋭角にカットされたモノが入っていたが、オリジナルかどうかは不明(奥迄入り込まない様にかテノン付近で拉げられている)。
ラスティックの模様は、やや均等寄りで、部分的には平ら過ぎるがそこを除けば幾何学模様的な印象。これはこれでポットにはマッチしている。ベベルカットされたリムがスムースである点等から、年代としてはかなり若い感じを受けるが、ハてサテ。
お、このポット格好良いなぁト思うモノのステムは大抵テーパーなのだけど、何故かこのサドルがビシっとマッチしている。全長故か、それとも、ラスティックの陰から騙し絵的に受ける直線の直角的な混じり合いがシェイプ全体を鋭角に見せるから、サドルの鋭角な橋とリップへ伸びる直線がマッチしている様に見せるのかな。テーパーだと急に曲線がニョキと生えた様に見えるかもしれんし。
[GUILDHALL] - 402
めっさ小さくて可愛いらしいボウル部と、そこからスイーと伸びたシャンク、さらにバランス良くしっかりと細く長く続くステム。クソミントでソック付き。届いた時はラッカーの様な固さのコーティングがあったが、K メソッドで簡単に剥離出来た。
実際の刻印と YOB の情報から、"BY COMOY'S" が入らないので、一九五〇年代頃の、謂わば中期のモノ、かな。ステムの 3-bar は接合部密着タイプなのでモールド。
フィットメントを画像に収めるのを忘れてしまったのだけど撮り直すのも面倒なのでこのママ。フレア部も広くて高いし、こんなに細くて小さいのにまったくそのサイズを感じさせないエアフロー。EVERYMAN もそうなんだけど、London Pipe Company 銘のモノに限っては、モールドステムの方が精度、薄さ、固さの点で(つまり全部w)めっさ好き。
拳の中にスッポりと収まってしまう程の小ささ、しかし長くエレガントに伸びた全長の両者のバランスは、スタンダードな中にあっても非常に個性的な魅力を放っている。前述の通り小さいからト云ってもフローにまったく不満はナいし、火皿の容量も物足りないト云うワケでもない(寧ろ丁度良い位)。なにより McC テストではケチャップ臭がきっちり抑圧されて旨いコクだけが増強される、所謂 Comoy's 特有の性格もしっかりとあるし。
そんな事よりもこの Russet Gold のステインの素晴しさ。ぼやけて斑になる事も無く、また色褪せる事無く、良好過ぎる状態で。赤みの強い発色と、深く細やかに刻まれる様に沈められた黒のコントラストが、全体としてキラキラと輝く様な印象を持たせている。まさに赤いダイヤだ。<多分間違っています
[FOUR DOT] - STRAIGHT GRAIN (...)
Sasieni [FOUR DOT] - STRAIGHT GRAIN (...) | |||||||||
| Weight | Width (min) | Width (max) | Height | Bore | Depth | Shank | Stem | LOA | Airway |
| 41g | 35mm | 37mm | 47mm | 20mm | 41mm | 43mm | 74mm | 150mm | 128mm |
| Left | Sasieni STRAIGHT GRAIN LONDON MADE | ||||||||
| Right | MADE IN / ENGLAND | ||||||||
| Bottom | nil | ||||||||
| Top | nil | ||||||||
| Stem | "(four dot)" | ||||||||
「Sasieni の高級グレード、SPECIALLY SELECTED。世界じゃあ二番目のグレード」おk わかった。もうしません。
「二番目だと? じゃあ世界一はドレだ!!」
〜ヒュウ...チッチッチッチッ〜
O メソッドでテノンを少し荒らしてしまったが、ハてあんましこういう状態になる事ナいのだけど、材質の違いかナニかだろうか。スリット部はかなり広いがリップもボタンも全体的なサイズに合せてか若干大きめなので画像からはそう見えないかも。ああそうそう、モーティスも二段(煙道分も合せると三段)になっていた。
ここ迄クッキりクリスプだと逆にヨンドットのたぐいを疑ってしまう程。フットボール P.O.S. に到っては強く押し過ぎたのか輪郭跡迄当ってしまっている。ドットのサイズはやや大きめ。
最上級グレード STRAIGHT GRAIN...うーん。実際のトコどうなんだろうか。どうしても名前負け感が拭えない。Sasieni にしては良いストレートグレインなのかもしれないけど。ト云うか "S" ロゴの打たれたステムを持つ STRAIGHT GRAIN も有るみたいやしなぁ(これに関してはステムの挿し間違いの可能性もあるけど)。
と疑い始めたら色々なバイアスがかかってしまって味の方が良くワカらなくなってきたりするのだけど、ガーッと登ってくる華やかさは火皿の径故か(あまり大き過ぎると色々混ざって良くわからなくなる気がする)少し弱いかもしれないが、しっかりと下は捉えてある。多分自分でハードル上げ過ぎてるんだろう。
ト云う事でせめてグレインのエエとこを、とまたもや懲りずに、上から光を当ててみたり底のバーズアイを狙ってみたりハたマた下から光を当ててみたりしたが、矢張り駄目だ。俺の様な雑食動物にはこの様な路線を突き詰めるのはケツがムヅ痒くて無理だ。
[TRADITION] - 228C
細めのビリヤードや太いアップル、大きなポーカーや小さなポット、など、世に云うクラッシックなシェイプはたいていその一つを取ってさらに作家やメーカとしての解釈を加えて個性を発揮する事が出来るんだが、プリンスはその新解釈を付け加える余地の少ない完成されたシェイプで、だからコソ安易に「作家/メーカらしさ」を付加する事が難しくもあり、また逆に「プリンスっぽさ」は安易に再現出来たりもする。そんな中でこの 228C は各曲線の強弱のバランスに於いてなかなか他に無い美しさを持っている。ええねん、おっちゃんだけがそう思てるだけやから、黙って聞いとき。
ヒゲなしのアポストロフィありの "COMOY'S" で、中心部と開口部の黒インレイが同サイズの "C" ロゴ、んで丸に下 "ENGLAND" の P.O.S、などから一九五〇年代中頃〜六〇年代中頃、かな。
テノン開口部は何かをツっ込んだか引っコ抜いたかの痕跡。もしかして元々は INNER STEEL 仕様だったのだろうか。高さはあと一声欲しいトコだが、横幅は十分のスリット部と、薄過ぎず丸過ぎない丁度良いリップは快適。譬えばコレ以上う薄かったりするとグラグラ上下に揺れだすコトだろう。
濃淡がハッキりとしていて深みのあるステイン。奥行や透明感すら感じさせる発色、めっさ格好ええ。カルナバのノリも良く、カルふきんで磨けば磨くほど光沢に不思議な艶が出てるので、ついついクルクルふきふきしてしまう。
Comoy's のプリンスの特徴は重心の高さ(低そうに見えるけど全高が低いだけで意外と高め)と思い切った横幅。上へ向かって窄んで行く角度が緩いのでどうしてもプリンスの中のプリンス Sasieni の 38 に比べてエレガントさにヤヤ欠けるがしかし逆にその太り具合が愛くるしさを演出している。で、そんな中この 228C はソコに加えてシャンクが極端に短かいので二頭身デフォルメの様なキュートさが出て、スタンメルの雰囲気を崩さない様にステムも若干短かめになっている、ト。素晴らしい。
































































































































































































