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[TRADITION] - (...)

resize0415.jpgCOMOYS [TRADITION] - (...)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
32g 29mm 32mm 41mm 18mm 36mm 45mm 63mm 145mm 114mm
Left
COMOYS  | STERLING
TRADITION | (HC)
         | LONDON
Right LONDON (football)
MADE
Bottom nil
Top nil
Stem C (detailed 3 pt)



resize0417.jpgresize0416.jpgresize0420.jpg

パウロの回心宛ら、エステートの呪縛から解かれ始めの頃に落札したんだが、紆余曲折あってつい最近やっと手元に戻ってきた Comoy の鉄板 TRADITION。Comoy 博士曰くイヤーコードやタウンコードが打たれていナいオリジナルフェルールも在るトの事。年代的には所謂 Tier 2(一九二〇~一九三八年)だとは思うが、社名の刻印は "COMOYS" とアポストロフィは無い。


resize0418.jpgresize0419.jpgステムのロゴは "C" の右側開口部の黒いインレイが小さいタイプ。やっぱり年代とサイズは関係在るとした方が考え易い。咥え心地の良い薄いリップと大きく開けられたフレア部はめっさ快適。


resize0408.jpgresize0409.jpg前述の紆余曲折を要約すると、フェルールが割れてスカスカの状態で去年末に手元に届き、丁度 EVERYMAN のリペアを依頼するので、ついでに、と頼んでおいたのだが、ナんだカんだで遅れて、先般件の EVERYMAN ト一緒に届いた、ト。


resize0422.jpgresize0421.jpg元々は二段テノンが付いていたのだが、不慮の事故にて損傷。ト云う事でフェルールのリペアと合せて、新しいテノンも付けて貰った。トータルで国内でテノン一個交換の半額(ry


resize0412.jpgresize0413.jpgresize0414.jpg

そんな困難等消し飛んでしまう程の素晴しい、ハイコントラスで全面に強調されるグレインの美しさ。この為だけに新しいデジカメを買ったト云っても過言ではナい。


resize0423.jpgresize0411.jpgresize0410.jpg

困った子程可愛い、ト云うワケではナいだろうが、凡そ一年程おあずけを喰らっていた分、余計に旨い。悔まれるのはオリジナルテノンでの味を一度も味わっていない事か。勿論リペアの出来に不満は全く無い。


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[SAFIR] - 51

resize0407.jpgGeorg Jensen [SAFIR] - 51
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
57g 38mm 44mm 46mm 21mm 35mm 32mm 65mm 141mm 120mm
Left
GEORG JENSEN
MADE IN DENMARK
Right SAFIR
Bottom 51
Top nil
Stem GJ



resize0390.jpgresize0389.jpgresize0391.jpg

誰にでも何故かしら琴線に触れてしまうシェイプがあると思うが、自分にとってのソレはマサにこの Georg Jensen のブランデーそうで、所謂クラシックシェイプの中にも失禁しそうになるものもあるが、パイプを始めてから二本目に買ったト云う刷り込みが効いているのか、ついつい気が付くと手が伸びる。


resize0388.jpgresize0396.jpgresize0398.jpg

やや楕円に横に太いボウル部、そのヒールから細過ぎず太過ぎず伸びるシャンク。


resize0395.jpgresize0397.jpgアクリルの固さは此は仕方無いが、それでも薄く咥え易いのに巾広なリップは快適で、コツコツした歯応えを忘れさせるのに十分。


resize0393.jpgが、ががが。9mm フィルタ仕様だけは頂けなかった。別にフィルタ入れなんだらエエねんそれよりもこのシェイプ、と勇んで購入したものの、使うにツレまたパイプ喫煙自体に慣れて行くにつれ、その不必要な程の流量やそこから来る対流、そして結果として頻繁に起る結露、とだんだん困った事になってきた。が世の中捨てたもんじゃない。どうやら簡単に装着するだけで 9mm から non-filter にコンバートするアダプタがあるト云うではナいか。ト云う事で早速試してみた。


resize0394.jpgresize0392.jpgら、装着したアダプタに拠ってやや拡張されたテノンが、タダでサえ薄いモーティスを余計に圧迫したのか、アダプタ装着一発目で、パッキーン、と。以来泣く泣くアダプタは捨て、パテ埋めしたり何だりで応急処置をし、9mm 用に開けられたテノンのまま、不細工になったシャンクを目の前にして咥えながら、騙し騙し数年使ってきた。


resize0399.jpgresize0402.jpgresize0401.jpg

で、縁合って、トある海外の作家と面識が深まり、またその作家は主にリペアやコンバートを元々はやっていたト云う事で、シャンクの修繕、ヴァルカナイトによるリプレイスステムの作製、9mm から non-filter へのコンバート、の三点セットでリペアを依頼した結果、がコレ。


resize0400.jpgパテ埋めで先ずシャンクの割れとモーティスのサイズを調整し、ヴァルカナイトで新しいステムを作製、で、擦り合せる、ト云う作業だったのだろうか。丁寧にベベルカットされたテノン開口部が快適なエアーフローを確保しており、以前にも増して扱い易くなった。モールも滑る様に通る。



resize0387.jpgresize0403.jpg左が依頼前、そして右がリペア済みなのだが、ステムのサドルカットに入る手前迄、シャンクとの接合部がオリジナルよりもやや長く、またオリジナルの様に真っ直ぐではなく、リップ方向に向け若干の膨らみを持たせた事で、そこいらのデーニッシュよりもさらにデーニッシュらしくなった。リペアした人デーニッシュじゃないクセになぜだwww


resize0404.jpgresize0405.jpgresize0406.jpg

カルナバワックスによる磨き上げでつるつるのぴかぴかで、これもしかしたら買った時よりも光っているのではないだろうか。そもそも心のドッカで死蔵する前にせめて美しくしてやってから、程度に思っていたのに、また主力選手に逆戻りで、嬉しい悲鳴。この三点セットと磨き上げで二〇ポンド強。往復の送料合せても、国内でテノン一個交換するるよりも(ry


[LONDON PRIDE] - 331C

resize0374.jpgCOMOY'S [LONDON PRIDE] - 331C
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
41g 41mm 46mm 38mm 19mm 30mm 30mm 70mm 145mm 121mm
Left
COMOY'S
LONDON PRIDE
Right MADE IN LONDON (in circle) 331C
ENGLAND
Bottom nil
Top nil
Stem C (3pt logo)



resize0370.jpgそのシェイプばかりを収集する人が居るシェイプがあって、その中でも実はスクブル (squat bulldog) に関してはどこがどう良いのか本当はワカってなかった。が、この 331c を手に取ってみて、初めて、めっさ格好良いシェイプなんだと気付いた。落札した後で気付く事って本当多い。<それってどうなの


resize0383.jpgresize0381.jpgresize0382.jpg

ウルトラシャープな直線、暖かみのある曲線、折り重なる刹那。これは paragon の鈍い光沢では輝かない、と勝手に決め付け、スムースなのにシェラックを塗ってしまった。けど大正解。これこのまま水面に浮べたら三五ノットぐらいで推進するんじゃないのか。


resize0379.jpgresize0380.jpg刻印から一九五〇~一九六〇年代中期と読めるが、ではそれ以前のものと比べて劣るのか、ト云えば、そこが Comoy の面白いトコロで、これ、まじめっさ旨い。時折アメジンらが it smokes like dream! 等と諸手を挙げて易々と高評価を付けるのを見るが、連中、フレンチフライが転がっただけでも awesome!! て云う印象があったのだけど、そんなシニカルな表象がスットぶぐらい、着火から火皿の底迄ずーるずると甘く濃ゆい旨味が次から次へと流れ出て止まらない。Awesome!!


resize0371.jpgresize0369.jpgしかし ebay 万事塞翁が馬。届いたパイプのリップの状態は最悪で、恐らく噛み千切ったのか穴開けたのか兎に角その不具合をてっとりバヤく何とかする為ボタンが短かく削られ、フラットな状態からややテーパを付けて膨らむべき処が、ボタンのエッジから直接楕円に成っている為、歯で咥えて支える事が非常に困難な状態だった。削り込む事で当然フレア巾も狭く、このママではまるで子供の夏休みの工作、ト云う事で困った時は YOB、今度はエステートのレプリカで定評のある Walker Briar Works (以降 WBW)に仕事を頼んでみた。


resize0372.jpgresize0377.jpgリップは最悪だがテノンは INNER STEEL ト云う板挟みだったので、これさテノンぶった切って新しいステムにくっ付けちまえば良くね? と提案した処、WBW はそんな誤魔化しには耳を傾けず、オリジナルはオリジナルとして保全すべきだ、と却下。その代り、絶対後悔しないから、とレプリカステムを勧めて呉れた。実に漢らしい決断力。ト云う事で 3pt C logo オプション付きでレプリカを発注したその出来がこの画像。ヴァルカナイトのステム … $21、3pt C log の追加 … $15、発注してから二週間かそこいらで仕上がって届いちゃう喜び … priceless、つか、国内だとテノンの付け替えで似た様な納期で、金額その倍するんだぜ。



resize0373.jpgresize0378.jpgベントの角度から何から何まで本当にオリジナルそっくりに仕上げつつ、リップ部の詳細は非常に丁寧かつ独自のエアフローに対する思いが込められており、上出来以上の出来。


resize0376.jpgresize0375.jpgロゴの大きさはオリジナルよりもさらにやや後年をサンプルにしたものなのかやや大きいが、そんなの云われる迄絶対誰も気付かないだろう。ヘタすればテノンの INNER STEEL を隠せば(リップ部の幼稚な魔改造故)オリジナルの方がレプリカにさえ見えてくる。直線的なダイヤモンドシャンク故、更には no-scuff 処置故の現場合せ不足から、若干のギャップは見られるが、あの魔改造の咥え心地の悍しさと比べれば、屁でもナい。


resize0386.jpgresize0384.jpgresize0385.jpg

何よりも WBW の現代ではエステートとしてしか存在しない各メーカのクラフツマンシップに対する認識や鑑賞力、頻繁で濃密な、まるで中学生の交換日記の様な頻度の、メルによる遣り取りから伝わる彼の実直で誠実な人柄は(自分の経験則の範囲でののみの比較だが)、自分の知るアメジンのそれとは随分とカケ離れていて、安心して仕事を任せられた。テノンによる味の変化に少々不安はあったがそれは危惧に終った。ト云うかその安定感から逆にプラシボな部分でサラに旨くなった様にも思える。


[Taylor-Made] - ... (Billiard)

resize0366.jpgAshton [Taylor-Made] - ... (Billiard)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
24g 28mm 30mm 39mm 18mm 36mm 45mm 76mm 145mm 127mm
Left
nil
Right nil
Bottom Taylor-Made MADE IN
         ENGLAND
Top nil
Stem (red dot?)



resize0363.jpgresize0367.jpgresize0358.jpg

未確認だがどうやら現行 Taylor-Made はハイエンドのオーダメイドにのみ冠されるらしいので、この Taylor-MadeAshton のカテゴリに入れて良いものかどうか悩んだが別枠用意すんのも面倒なのでココで。


resize0361.jpg現行のハイエンド、Ashton 創立後(一九八〇年代後半?)のセカンドライン (Taylor-Made に続いて by Ashton の刻印があるらしいが…)、そして Ashton 創立前、未だ Bill Ashton-Taylor が Dunhill に勤めながら片手間でパイプリペア等を細々とやっていた頃、と Taylor-Made は三つに別けられる様だが、今ではあまり見掛けない真っ赤なステインやステムのドットが左横に位置する事等から、これは一九八〇年前半の、云わば pre-Ashton の頃のものと思われる。


resize0354.jpg入手前写真で見た限りでは、溶けたか欠けたかでちょっと欠損してるんだろな、とあまり気にして居なかったんだが、届いてみて驚いた。


resize0355.jpg煙道迄ボッコり貫通した穴に、何か知らんジッポのフリントの様なモノが突っ込まれただけで、そのフリントもちょっと突いたらポロって取れよった。いかん。喫煙自体は指で押えりゃなんとかナるが、このままでは A/R メソッドが使えない。< 何か間違ってます


resize0356.jpgresize0357.jpgト云う事で急遽手前味噌リペア。綿を切った綿棒の棒の部分を煙道に突っ込んで内側から押えながら、練ってから細くしたプラモデル用エポキシパテをギャップの出ない様しっかり押し込み、最後に少しだけ窪みを付け、化粧代わりにツライチになる迄 Rub'n Buff を塗り込んでみた。


resize0360.jpg本来この頃の Taylor-Made は赤いドットだったらしいが、わざわざ赤色の Rub'n Buff をこの為だけに買うのも面倒臭い。ト云う事で手持ちの Antique White でやっつけたが、これはこれで磨き上げるとなかなかどうして良い色になったw


resize0359.jpgresize0362.jpgpre-Ashton と判断したも一つの大きな理由は、ステムが Ashtonite (一九九六年導入)ではなかった点。さらに細部を挙げれば、現行 Ashton では考えられない(w)程薄く咥え心地の良いリップや細く端麗に伸びたシャンク等、米国市場を意識していない形成等も。


resize0364.jpgresize0368.jpgresize0365.jpg

こっから先は憶測のさらに憶測。残念ながら現行 Ashton に感じる Oil Curing と同等の味は確認出来なかった。はい今日から Ashton ね、と成ったその日から Oil Curing をヨーイドンで始めたのではないだろうから、それ以前からも何かしらの Curing は施していたのかもしれないが。実際、(現行イタリア系によくある)辛味があって固い味の中に、加熱系 Curing に似た華やかながらも根底に流れる甘味があるし。そういう意味では今の Oil Curing には確かに繋っているのかも。全然間違ってるかもしれませんがw


[YELLO-BOLE] - 3181B

resize0349.jpgKAYWOODIE [YELLO-BOLE] - 3181B
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
27g 26mm 36mm 44mm 17mm 36mm 41mm 68mm 137mm 117mm
Left
           YELLO-BOLE
           REG.US.PAT.OFF.
KBB (in clover) Imperial
           CURED WITH REAL HONEY
           VIRGIN BRUYERE
Right 3181B
Bottom nil
Top nil
Stem (yellow circle)



resize0341.jpg例えば Ashton と別の所謂 Oil Curing サれたとサれるパイプをいくつか並べて味比べをしてみたり、Becker と Heeschen と Calich を並べて云々とあれこれ悩んで、ああこの人達の創るパイプはやっぱり旨いパイプだなぁ、と再確認したり、とそんな平穏で正しい週末を易々とブッ壊す、YELLO-BOLE。第一段落からで恐縮ですが、この旨さは破壊的だ。


resize0347.jpgresize0346.jpgresize0348.jpg

シェイプナンバー、メタルテノン、その他の刻印、そして何よりもシャンクロゴから、一九三〇年代のものだと推測される (thanks to vx!)。


resize0339.jpgresize0340.jpgメタルテノンの先には恐らく蟹ほじくるスプーンショベルスティンガが装着されていたのだろうが、残念ながら外されていた。ト云うか捩じ切られていて、テノンの奥の方にその残骸がチラりと見えたりする。リップはやや丸みを帯びてはいるが快適な咥え心地で、その精度は云い方は悪いがメリケンらしくないw


resize0344.jpgresize0343.jpgresize0345.jpg

思うに YELLO-BOLEKaywoodie の品質管理上の下位グレードとなるのはもっと後の話で、当初は単純に火皿保護に蜂蜜を使ったライン、ト云う位置付けだったのではないだろうか(え? 皆知ってる?)。目が悪いからか何なのか、どこにもフローは見当らない。


resize0342.jpgresize0338.jpgヴァージニアを詰めれば立ち上る芳香と濃厚でコクのある甘味が着火直後から来るし、イングリッシュ系を詰めたら詰めたでこれまた芯の太い重厚な旨味が最後迄続く。四の五の云っていた自分が恥ずかしくなる程本当に旨い。


resize0337.jpgresize0350.jpgナんト云っても、そんな素晴しいパイプが二千円かそこいらで入手出来る事。安いから良いのではないが、安いに越した事ナいワケで。文明は前に、文化は後ろに進むのがその面白さの醍醐味として、YELLO-BOLE はその最前線に有ってしかも誰でも触れる位置にあるのが、本当に素晴しい。


[BRINDLE] - XX (...)

resize0332.jpgAshton [BRINDLE] - XX (...)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
44g 30mm 38mm 42mm 19mm 34mm 42mm 75mm 150mm 126mm
Left
nil
Right nil
Bottom (XX) Ashton   MA.. ..  | SILVER
    BRINDLE ENG.... | 925
Top nil
Stem one dot (silver and briar inlay)



resize0328.jpgパイプメーカのネームバリューの違いが、戦力の決定的な差ではないことを教えてやる! ト Bill Ashton-Taylor が云ったかどうかは定かではナい、ト云うか絶対云ってないトして、所謂モダンパイプの、特にクラシックシェイプを中心にプロデュースしているメーカの中で突出して人気の高い Ashton の BRINDLE。


resize0335.jpgresize0331.jpgゴツゴツとした岩肌の様な表面の肌触りと、全面を覆う、BRINDLE のその名の通りの有機的な斑模様のステインの彩、そしてその雰囲気は口元迄統一感を持って続く。



resize0327.jpgresize0326.jpg幸運な事に、オリジナルでない銀のフェルールが嵌め込まれていた為に(交渉もあったが) $100 以下で入手出来た。モーティス開口部のドコにも割れや欠けは見当らないのでオリジナルオーナの趣味なんだろう。ダウンサイドとしては、イヤーコードがすっかり隠れて見えない事、また後付けのフェルール故接合部がツライチになっておらずギャップがある事か、pero no tiene na que ver!


resize0325.jpgresize0324.jpgAshton の損している処を強いて上げるとすればステムの暑苦しさか。油で味付けしたモノではナい正に Cure を目的とした Oil Curing も素晴しく、エアーフローもバッチりで、ashtonite の噛んだ時の柔らかさとメンテナンスの簡易さのトレードオフも絶妙、なのに咥え心地だけがどうもモッサり。雑なワケではなく、むしろ非常に精密に削られているのだけど、兎に角、ブ厚い。


resize0334.jpgresize0330.jpg云うならば、紙コップで呑む高級ワインか。専ら焼酎ですが。まぁしかしその辺りは抱えている顧客層に拠るのかな。そう云う意味ではもチっとアジア地域で流行って欲しい気もする。


resize0329.jpgresize0333.jpg嗜好の問題なので以下与太として流して戴きたいのだが、Ashton の Oil Curing はどちらかと云うと濃厚バター系ヴァージニアフレーク向きだと思う。複雑なブレンドの中の甘味の芯をブ厚くする点に於いて素晴しいのだが、それよりも寧ろ余計な臭いや刺激をフィルタする点で、それらが逆に好ましいタイプのブレンドよりも、コクのある甘味を鼻腔から口腔へねっとりと包んで気持ちいいタイプの煙草向き、ト云うか。せっかくの珈琲の芳香をダバダバとヘーゼルナッツか何かのフレーバリングで殺してしまう様な、みかけのナッティさは無いが、機能としての Oil Curing は自分にとってはベストマッチなので、引き続き皆様は無視の方向で。


[3 club] - Apple (2005)

resize0314.jpgPaolo Becker [3 club] - Apple (2005)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
32g 30mm 46mm 35mm 22mm 30mm 41mm 58mm 136mm 110mm
Left
nil
Right nil
Bottom Becker HAND MADE (3 club)
       IN ITALY 05
Top nil
Stem "b" logo



resize0315.jpgYOB の秋のハンドメイドパイプ大放出で Wasp-Waist! (ぴくんっ) Olde Bit!! (びくびくんっ) Scallop!!! (んっんっらめぇ) の三拍子揃っためっさ格好良い apple がオファーされていたので飛び付いてみた。


resize0320.jpgresize0318.jpg元々の入手経路を聞けば、もともと狙っていたがいざ発注しようと決めた時には既に売約済みで、固唾を呑んだ物件。世の中広い様で狭い。


resize0319.jpgresize0321.jpg以前から Becker の Honey-Dipper ト云うシェイプをずっと捜していたが、なかな出物が無く、作家本人にも尋ねてみたが、あのカービングはあんまやってない、トの事で、余計に欲しくなってたりしていた。しかしこの Scallop ト云うシェイプを手にしてみて納得。こっちのが柔らかで、各エッジが緩やかに指先に当り手に良く馴染む。


resize0323.jpgresize0322.jpg煙草を詰めずに吹き吸いしてみて驚くのはそのドエらいエアフローだが、テノンとリップを見て納得。小振りな姿からは想像出来ない大容量の煙道や、薄く程良く広いリップ部、そして意外にもバランス良く厚みの残った火皿。イツの日か宝くじでも当ったらステインとフィニッシュとカーブ色々バリエーション選んで apple 一週間セット発注するつもりで居たのだが、その野望に一歩近付いた。バイアス云々云われても良いや。これは良い買い物だった。


resize0313.jpg驚いたのは Olde Bit のフレアのピーキーさ。スリット内側とボタンから下のステムのショルダからショルダの巾がホボ同じ。よくこんなの削ったなぁ、と素直に感心する。


resize0316.jpgresize0317.jpg発注スンデで売約済み、ト云う「おあずけ」は何度か喰らってはいるが(しかも話良く聞くとあと何本かそう云う意味で預って貰ってパイプが在るらしいしw)、こうして一度は諦めたパイプにまた出会える喜びも、これまた estate の醍醐味なのかな、と感慨深い。estate ト云うアイデアが自分の中では割と新しいモノなので、それに慣れている人にとっては当たり前のコトなのかもしれないが、自分にとっては、パイプはあくまでもマーケティング上の分類としては demand 側の都合に拠ってその多くが決定される luxury goods であり、supply 側が演出する scarceness は関係無く、縁さえあれば、今日買わなくってもイツかは手に入るのだな、と再確認した。


カルふきん

resize0305.jpgイボタ蝋を染み込ませたつやふきんがあるのなら、カルナバ蝋を染み込ませたカルふきんがあっても良いじゃないか、ト云う事でやってみた。鉄皿に直火で溶かしたカルナバ蝋を布地にぶっかける方法が一般的だとは思うのだが、どうも普段の癖で手元が狂うのか上手く均一にぶっかけられないので、一工夫。用意するのはふきんとフレーク状のカルナバ蝋。


resize0306.jpg遣り方は簡単。中央に付近にパラパラとフレーク状のカルナバ蝋を振り掛けて…


resize0307.jpgresize0308.jpg小さく畳んで…



resize0310.jpgresize0309.jpgアルミホイルで包んで、オーブンで熱するだけ。中央付近に振り掛けたのは、全体に振り掛けるとなかなか溶けない事と、畳む際に寄ってしまって結局布地に均一に馴染まない事から。ちなみにオーブンの温度は二三〇度、時間にして(予熱時間を除いて)だいたい七分~一〇分。


resize0311.jpgちなみのちなみに上画像にある様な糸でなく布地直へペイントされた布だとちょっと浸透し難かったりするので、たまたまチキンラーメンのセール中に連られて貰ったは良いがまったくもって使い道が無い、トかでナい場合は、無地の布の方が望ましい。この画像左の黄色いのは、効果の薄れたつやふきんを使って作ったカルふきんだが、実際この方が布地がある程度柔いまま浸透したからか、非常に使い勝手は良かったり。


resize0312.jpg今回用意したカルナバ蝋は東急ハンズで五〇グラム/千円弱だったが、手づくり自然塗料ト云うブランドだと、同質(カルナバ蝋一号)のモノが一五〇グラム/六三〇円で手に入るので、こっちの方がお得かも。ああ最近知ったのさ。ちなみのちなみのちなみに左に見えるペースト状の、もしかして halcyon II や paragon の代りになるかもと勇んで買ってみたんだが、ピーチ香料が強烈でとてもパイプに使えたモンじゃないのでお勧め出来ない。


mfbs(暫定)

resize0300.jpgO メソッドについてはもう何度も説明する必要はもうナいと思うが、水揚げ後の簡易前処理として、今回はメラミンフォーム(+重層)によるマウスピースの研磨と手入れについて紹介する。便宜上取り急ぎ mfbs と呼ぶが、良い名称募集中。


resize0287.jpg基本的な流れは以前に紹介済の頁を参照して貰うとして、何度も同じ話で恐縮だが、用意するものは、メラミンフォームと重層のみ。メラミンフォームは商品名として激落ち云々等と色々ある様だが材質がメラミンフォームなら何でも良い。但し、使い勝手として豆腐半丁程度のサイズは欲しいので細切れになっているモノは避けた方が良いかもしれない。重層については、余計な洗剤成分が混じっていない、所謂重層のみのものであれば何でも良い。


resize0288.jpgresize0289.jpg今回サンプルとして使用したのは unsmoked の Sasieni ROYAL STUART #88 のステム。目立つ汚れ等は無いが、リップ裏側に値札の糊跡があったり若干の酸化が見える。


resize0290.jpg前日にホットスタンプをボンドで養生しておいて…


resize0292.jpg(通常は O メソッドを仕掛けて水で軽く濯いだ後だが今回はスキップして)豆腐半丁サイズのメラミンフォームに重層を適量取り…


resize0293.jpg包み込んだり挟み込んだりして全体を良く擦る。一向擦る。只々擦る。ト云っても時間にして数分程度。


resize0294.jpg糊跡も綺麗サッパり。軽い酸化程度なら驚く程アッサりと落ちる。あとはコンパウンドで磨けば、つるぴかのピアノブラックに。


resize0295.jpgresize0298.jpgボンドで養生しておいた部分は擦っている最中も極力残したままにしておき、出来れば一番最後にそっと剥すようにしたい。(画像はホットスタンプではないが)過って擦ってしまうと、もう後戻り出来ないので。


resize0299.jpgちなみに通常のステップを踏んで、O メソッド→ mfbs で濯ぎ→#400 ~ #2000 で研磨→ msbs で削り粉の除去、と処理した ashtonite なステム。A/R 等でリップ廻りが汚れてしまうので、それを再度丁寧に拭って、最後にコンパウンドで磨けば完成する。


また最近、このメラミンフォーム、取扱が難しいとされるアンバー(琥珀)にもかなり有効である事が mompe 氏人柱研究により明らかになった。以下 monpe 氏の投稿を要約;


resize0302.jpg「変化を判りやすくするために、ステムの表面をアルコールで荒らしてあります。一枚目の写真のとおりアっというまにただれて白濁し、松脂の刺激臭が鼻を突く…琥珀が樹脂の化石だということを改めて実感しました。」


「クリーニング手順は以下のとおり

  1. ぬるま湯(40℃弱)で湿らせつつ手ごろなサイズに切ったメラミンスポンジでステムを磨く。かなり強めにゴシゴシ。
  2. よく乾燥させたあとオリーブオイルを薄く塗り、乾いた布でしっかり拭き取る。」

 

resize0303.jpg「2枚目の完成後の写真をご覧ください。白濁部分はすべて研磨されて落ちているのがお分かりになるでしょうか。3枚目の写真が施術前・後の比較です。」

resize0301.jpg「今回はお湯で挑戦してみましたが、琥珀は熱に弱いので安全策をとるなら水でやったほうがいいかもしれません。今回の方法で歯型を落とすことはできませんが、小さな傷などは目立たなくなりました。印象としては表面に付いたタールや小傷を落すのにメラミンスポンジはかなり有効だと感じました。」


との事。避けては通れないステム磨き、しかも慎重に扱わなければならない琥珀も、メラミンフォームで随分と簡単に綺麗に出来る様だ。monpe さんサンキューです!! この御礼はおいらのサカナくんで(ry


resize0291.jpg銀やニッケル部分についても、もちろんピカール等の方が有効ではあるが、スタンメルやステム部にピカールが染みて臭いが移ってしまう、等が心配な場合や、ちょっとした汚れやくすみの場合は結構使い勝手が良い。


resize0297.jpgそう高くもないし、短時間で簡単に出来るし、なんと云っても基本は台所用品なので、家にあっても一向に怪しまれない点において素晴しいこの msbs、一度お試しあれ。


[EVERYMAN] - 6

resize0273.jpgCOMOY'S [EVERYMAN] - 6
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
33g 30mm 34mm 45mm 19mm 40mm 40mm 73mm 139mm 119mm
Left
The
EVERYMAN
LONDON PIPE
Right MADE IN ENGLAND   6
BY
COMOY'S
Bottom nil
Top nil
Stem 3 bar logo



resize0274.jpgresize0270.jpgマだマだ estate について懐疑的、ト云うか、そんな他所の人が吸うたんなんてバッチいわキモっ、ト思っていた頃、それでも、なんでも試してみなければワカらない馬鹿なので、取り敢えず unsmoked でエントリレベルのモノを、と悶々としていた頃に数千円で落札。当初は北米在住の親族の住所へ一旦集め、何件か纏めてから日本へ発送するか、長期休暇毎に託送して貰う、ト云うパターンだったので、落札は二〇〇六年九月だが実質手元に届いたのは十二月だった。この時点で半年。


resize0280.jpgresize0281.jpg届いた箱を開けてみました、するトどうでしょう、見事な割れップり。どうやらステムを抜かずにそのまま寝かせ置き、その上に別途頼んでおいた缶が置かれ、その上から蓋をしたせいで、缶の角が丁度良い具合にシャンクを圧迫し、何かの拍子で蓋に重みが加わり、ボキリっ、と逝ってしまった様子。パイプスモーカ以外はパイプを触ってはイカん、の好例だ。


resize0279.jpgresize0282.jpgヒビ割れ程度ならまだしも、ココ迄派手に割れてしまっては、もうどうしようもナい。中のフィットメントもぐにゃりと曲がってしまっている。さぁコレから(この時点では既にエステート感化済)色々と試してみるかと思っていた矢先で出鼻を挫かれた。さてどうしたモンか...


...それからさらに半年後と少し経って...


resize0283.jpg

(...間奏...)


...デさらに一ヶ月余り...


resize0268.jpgYOB のリペアラ紹介ページを参考に、NightOwl PipeWorks で、ヘラジカ (moose antler) を継ぎ材として、blueprint ト呼ばれる対流の少ないエアーフローで調整した、bulletproof ト呼ばれるシャンクの補強を含むリペアを依頼していたのが、つい先日、やっと手元に戻ってきた。


resize0276.jpgresize0277.jpgbulletproof トは、モーティスにデルリンを素材にしたブッシュをかまし、テノンをステンレスに変える事で、接地面の強化とエアフローの改善を図る改造の事。フィットメント向けに元々大きく開けられたモーティスに継ぎ材のサイズを合わせるのは困難だった様だが、デルリンの柔軟性を利用して容易に抜き差し出来るのにフィットはタイトである点や、スムースな挿入を促すべく丁寧に加工されたテノン先端等、継ぎ材の外見の荒々しさとは裏腹に、非常に精巧に作られている。


resize0278.jpgシャンク自体を作り直すので当然 blueprint 込での仕上りなワケだが、成程 4mm へと拡張された広い煙道がモタらすエアーフローは、抜け過ぎず硬過ぎない丁度良い塩梅で、またアルミではなくステンレスである事からか熱の伝わりがより自然に感じられ、急激な人工的冷却が無い事から程良く水分を保つのか、柔らかさやコクは残したまま、スムースな喫煙が出来る様になっている。


resize0272.jpgresize0275.jpg内部構造もさる事ナがら、継ぎ材自体にもスタンメルと似たステインでのグラデュエーションを施す事で、ややもするとその大きさから来る無機質な印象を打ち消す等、外観においても丁寧な仕上り。染まっていない部位が経年変化に拠って変色して行けば更に良い風味が出るのではないだろうか。


resize0271.jpgresize0269.jpgとベタ褒めもアレなんで難点を付け加えるならば、まず納期が長いコト。元々平均して一本につき約八週間は見ておくべきとは聞いていたし、冬季に病を患ってしまったらしいが、その分をサッピいても依頼してから半年以上掛っているのはちょっと長いかも。また、上記間奏の画像でワカる人はワカると思うが、まぁそういうメリケンな処もあったりで、国内の遣り取りにのみ慣れている人はちょっと違和感を感じるか。特に comoy に限って云えば、comoy 特有の濃厚で重圧なコクはどうしても失われてしまうし。何詰めても辛かったり喫いヅラかったり舌触りが下品だったりで死蔵されてしまっているパイプを復活させるには最適案なのではナいだろうか。


[INVENTED TUBE HOBBY] - ...

resize0264.jpgFukashiro [INVENTED TUBE HOBBY] - ...
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
28g 31mm 34mm 44mm 18mm 37mm 36mm 65mm 136mm 115mm
Left
INVENTED TUBE
HOBBY
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem nil



resize0261.jpgresize0262.jpg数年前、クリスマスプレゼントとして CD-ROM と一緒に売られていた初心者キットを入手し、以来使用してきたのだが、随分と汚れてきたので、この度真剣にレストアしてみる事にした。ちなみにドレがモデル名なのか良くワカらないので以降ホビーパイプと呼ぶ。


resize0285.jpgresize0284.jpgテノンやリップの作りは非常に丁寧で、咥え心地も良い。ホビーパイプは位置付けとしては下位中の下位だとは思うが、そんな廉価版なのにこのステム。ウン万円も払わせといて子供の工作の様な仕上げのステムも平気でゴロゴロと在る中、ちょっと感動する。


resize0260.jpg意図してかどうかは不明だが、テノンの径のままほぼ煙道開口部近く迄ズドんと長く大きく開けられたモーティス。もともと何かしらのフィットメントでも付ける予定だったんだろうか、それとも廉価版故の精度か。


resize0263.jpgresize0267.jpgトップの目に見てわかる歪みや、奇っ怪なグレイン。一説にはこの材質はブライヤと違って造形が難しいそうなのだが、それはあくまでも作る側の都合なので、そんなの知らない。勿論、ホビーパイプ、ト云うのはホビーとしてのパイプではなく、ホビーのお供としてのパイプ、だと読めばその用途としては良いんだろうけど。


resize0266.jpgタピオカを吸う様な大きなストローで残り少なくなったジュースを啜る様な疲労感、柔らかくない煙、無駄に直ぐチンチンに熱くなる材質のボウル、それ故か出ないコク、ヘンなグレイン、曲がった仕上げと、安い割にはステムが丁寧に作られているト云う以外は、他のパイプには無い面倒臭さの方が勝ってしまう。表現方法の違いだとは思うけど、レアネスとレスデマンドって、単純に市場に無いト云う結果は同じになる傾向にあるから、間違い易いけど。


resize0265.jpg今回カーボンを一旦全部剥いてみて、更めて、不味くはないが、他にもっと旨いパイプが在る、ト云う事、そして、全てのパイプはカーボンを付けないと旨くならない、ト云うのは嘘だが、カーボンを付ける事でなかなかマシになるパイプは在る、ト云う事を確認出来たのは、非常に勉強になった。


Custombilt [...] - 8

resize0252.jpgCustombilt [...] - 8
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
61g 30mm 51mm 42mm 23mm 30mm 45mm 57mm 135mm 118mm
Left
Custombilt
IMPORTED BRIAR
Right nil
Bottom 8
Top nil
Stem nil


CTRL# SE-020
swap: ¥3,000
memo: http://shuzed.blog104.fc2.com/blog-entry-150.html と二本セットです。CUSTOMBILT の方はデカいです。Old England の方は大きな埋めがあります。
2008年10月27日 swap へカテゴリを移動しました。
swap の詳細はhttp://shuzed.blog104.fc2.com/blog-entry-258.htmlを参照して下さい。



resize0251.jpgresize0254.jpg東京に出張した時に寄らせて戴いた会合で吸わせて貰ったラタキアのドロリとした甘味が忘れられず、虎視眈々と Mincer-era (Custom-bilt の刻印)の一本を狙っていた。民芸品と呼ばれようが、彫るのを諦めたらそこで試合終了ですよと云われようが、だ。


resize0257.jpgresize0255.jpgだってどう贔屓目に見ても明かに不細工でしょ。ブサイク、でなく、不細工。漢字で。赤外線による curing だとか指紋の様な奇っ怪な文様の面白さとか、そう云うエキセントリックな部分に興味を持たない限り、道に落ちてても誰も拾わないんじゃないか。


resize0249.jpgresize0248.jpgしかし全ては旨い煙草の為だ。おっ。出品者の内容説明に拠ると "Custom-bilt"。ハイフン付きなら確実だろ。幸い競争も無いし、ブヒヒヒ、こりゃ戴きだぜ。とあんじょうやったった、と思っていたのだが、届いてみれば "Custombilt" だって。しかも C、 t にもかかったらへんし。


resize0247.jpgresize0250.jpg入札前にしっかり確認しておかなかった自分が悪いのは十二分にワカっている。間違ってても安いモンやしエエがな、と調子にノって軽い気持ちで落札してしまった罰だと云われてしまえば、ハイその通りです、と云うしかナい。それにしても、だ。金貰ても居らんワ、とはマサにコのコト。久し振りに詰めた煙草を最後迄喫い切らずに捨てたワ。


resize0253.jpgresize0256.jpgシェイプは面白いし、彫りもユニーク。それは良い。ト云うかものっそ色々勉強になった。安いからト云って軽はずみな気持ちで入札しない、とか、憶測や推測で決め付けない、とか、一円を笑う者は一円に泣く、とか。明い方を見れば、コレで取り敢えず駄目にナってしまった方の Custombilt の事は良くワカったワケだから、大凶を引いた今や後は勝ち進んで行くのみなワケだ。俺達の旅は未だ始まったバカりだ!!


- shuzed 先生の次回作にご期待下さい -


[ROYAL STUART] - 88N

resize0233.jpgSasieni [ROYAL STUART] - 88N
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
41g 30mm 40mm 36mm 19mm 27mm 37mm 63mm 127mm 110mm
Left
MADE IN (football) Sasieni
ENGLAND      ROYAL STUART
Right LONDON MADE 88N
Bottom nil
Top RS logo
Stem nil



resize0244.jpgSasieni のセカンドラインの中でも上位(カタログや価格表に拠ると Fantail の直ぐ下辺)に位置する Royal Stuart の 88。UNSMOKED でござい。


resize0245.jpgresize0246.jpgステムに薄らと $17.50 と値札の糊跡があったので、(値札が定価だとして)一九六〇年後半~七〇年代前半頃の制作かな。オレンジ系の明い光沢のステインと艶やかなピアノブラックのステムが野性味と高貴さの両方をバランス良く醸し出している。ウマいコト云うね俺。


resize0243.jpgresize0241.jpgオーブンでの curing の跡は、下地がはっきりと見える。モーティスもつるッつるだ。


resize0242.jpg頑張って接写してみた。テノンの接地面に一段、そこからやや小さめにフィットメントのサイズに併せてもう一段、そしてやや上側に煙道、と三段階に分けて切られているのが良くワカる。煙道とフィットメント用スペースのギャップの木肌にオーブンによる変色は見られないが、ハてサて curing が先だったのかそれとも。


resize0237.jpgresize0240.jpgRoyal Stuart の頭文字のロゴ。ちなみに Family era 最後期にはステムのロゴは他のセカンドラインと同じく所謂 S logo に変わる様だ。リップはやっぱりサドルよりテーパの方が程良く薄く咥え易い。


resize0238.jpgresize0239.jpgゲッタァアァァァ・ドリルゥウゥゥゥ!!オープゥウゥゥゥン・ゲッツッッッ!!はい、もういいですね。



resize0236.jpgテノン開口部は巾は狭いが内側にベベルカットされており、なんとなく「捩じ込み式フィットメント後のテノンは二段になったのち(嵌め込み式フィットメント向け)ベベルカット時々フラット」的な流れだったのかな、と想像出来る。それでは皆様ご一緒に。


resize0231.jpg  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アッシュフォード!アッシュフォード!
 ⊂彡


resize0235.jpg  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アッシュフォード!アッシュフォード!
 ⊂彡


resize0234.jpg  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アッシュフォード!アッシュフォード!
 ⊂彡


resize0232.jpg  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アッシュフォード!アッシュフォード!
 ⊂彡


[...] - (...)

resize0219.jpgKAYWOODIE [...] - ...
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
25g 28mm 31mm 40mm 19mm 35mm 34mm 63mm 119mm 110mm
Left
KB&B (clover) KAYWOODIE
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem CLOVER (white)



resize0226.jpgトあるエロいシト曰く、私はボロい KWD と Yello bole 吸って技術云々の話は止めにしましたwト云う事だが…


resize0217.jpgresize0221.jpgそんな蓋し名言をサラりと云わせてしまう程、その価格と叩き出す味のコストパフォーマンスに於いて、Kaywoodie は本当に素晴しく、また中でもスティンガに依る干渉が無い分プッシュテノンはダイレクトにその素晴しさが良くワカる。


resize0228.jpgresize0220.jpg刻印はクローバ内に "KB&B"、その横にやや丸みを帯びた "KAYWOODIE" のみで、モデル名もシェイプコードも無いので、かなり初期の物件か。曲面を残したままのパネルもちょっと珍しいんではないだろうか。


resize0218.jpg若干の噛み跡は残っているものの酸化もほとんど無く、ボタンの輪郭もかなりクッキりと残っていたのはラッキー。安いからト云ってぞんざいな扱いを受ける事もある Kaywoodie においてコレは非常に貴重だw



resize0225.jpg
resize0224.jpg御神体インナーチューブもバッチリ。チューブ自体のベント角の遊び用としてか、モーティスはかなり大きめに開けられている。



resize0222.jpgresize0223.jpg画像の様な状態でテノンに収まり、そこから今度はチューブの先端をきちんと煙道のボウル側開口部に向けて迄く様加工されている。ちなみにこのチューブはのちほどスタッフでおいしく戴きました。


resize0227.jpg長年の使用や無理なタール汚れの除去等のせいか、トップはかなり荒れている。ヤカン一つで何トでもナるのにね。


resize0229.jpgresize0230.jpgヒールがフラットに加工されており、写真の様な状態で(やや不安定だが)自立する。


 


resize0216.jpg色んな意味でメリケンっポさをまったく感じさせない、丁寧で細やかな仕事が随所に見られるのも、ベリーアーリー Kaywoodie の面白い処ではないだろうか。こんなに旨くてこんなに面白くて、そいでもってコレが数千円で手に入るのだから、Kaywoodie は成程、現代の作家やメーカが技術的な試行錯誤を繰り返している姿に対して、それが喫味向上を狙っての事なのかそれとも単に売上向上を狙っての事なのか、そこいら当りを判断する為の、ある種ベンチマークとしても非常に役に立つ。またヘンなシメw


Tim West [...] - (author)

resize4651.jpg Tim West [...] - (author)
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
92g 32mm 52mm 49mm 22mm 34mm 30mm 76mm 158mm 133mm
Left
TIM
WEST (circle)
PIPE
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem nil


CTRL# SU-015
swap: ¥9,500
memo: 打ち傷あります。
2008年9月15日 swap へカテゴリを移動しました。
swap の詳細はhttp://shuzed.blog104.fc2.com/blog-entry-258.htmlを参照して下さい。


resize4647.jpg resize4660.jpg Tim West のデカい、うーん、author でいいのだろうか、兎に角そう云う類のシェイプ。革製のソック付き。



resize4648.jpg resize4655.jpg ヒールにかけての膨よかっぷりに比べれば小さいとすら感じる火皿。刻印は丸印(他に星印も有り)なんだが、その右側に "I" とも読める跡がある。こういうグレーディングは見た事がナいので、多分刻印を打つ際にエッジが当ってしまったのだろう。


 resize4653.jpg 
Charatan や GBD に影響を受けたらしいが、成程、スタンダードな中にもフリーハンドらしい曲線の遊びが随所に見られ、ステインの色調やコントラストは大人しいが、逆にそれが全体的に落ち着きを与えている。ちゅうか本マ画像でだけ見た時はもっと小さいと思ってたので届いた時は驚いた。



resize4652.jpgresize4654.jpgファットなシャンクは全体的なデカさ故かその印象が霞んでしまっているが、全体的な見た目のバランスは良い。左側後部にちょっとハンドリングマーク付けちゃった。



resize4659.jpg resize4658.jpg ステムはマーブル模様のルーサイト。区分とすればテーパーだが、リップへのラインの流れにあわせて更に平らにカットされている。




resize4657.jpg resize4646.jpg ちょっと残念な埋め跡が二ヶ所程。テノンやステムの接地面の仕上げはやや粗い。


 



resize4649.jpg resize4656.jpg resize4650.jpg 

それにしてもデカイ。まじデカイ。そして重い。その尋常でナいデブっぷりはまるで Wal-Mart で Diet Coke 数ケースをバギーに突っ込んで並んでいるオバちゃんの如し。正味重量ト云う意味でなく、バランスとして、あまりにもヒール部が重くて、ルーサイトのコツンとした当りがさらに重く歯茎を圧迫するので、顎を鍛えるのには丁度良いかも。なんだそのシメ方w


[SUNRISE Amber Grain] - 256

resize0195.jpgComoy's [SUNRISE Amber Grain] - 256
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
46g 30mm 41mm 37mm 19mm 30mm 34mm 63mm 130mm 108mm
Left
SUNRISE
Amber Grain (script)
Right Vintage Briar (script)
256
Bottom FRANCE
Top nil
Stem S logo



resize0194.jpgSUNRISE は Comoy のセカンドの中でも Guildhall や Everyman とは少し違う性格を持つグレードで、何かしらの客層ターゲットが良くワカらない印象が強いが、逆に、これセカンド扱いで本当に良いのか、と驚いてしまう様な物件も多い。ハンドリングマークは見られるが、フローの埋め跡等はまったく見当たらない。OB 氏のフランスファクトリーでターニングされていた余剰スタンメルの販路としてのシリーズではなかろうかト云う推測も頷ける。スタンメル再利用 => 陽はまた昇る => サンライズで良くね? => バンザーイ!、とかw


resize0192.jpgresize0197.jpg resize0193.jpg年代的なものだろうか、思っていたよりもやや小さいなト云う印象はある(Sasieni の 88 も後年やや小振りである傾向が見られる)が、やっとの思いで手に入れた 256 ト云うシェイプは成程、太過ぎず細過ぎず、長過ぎず短か過ぎず、丸過ぎる事もシャープ過ぎる事もなく、その絶妙なバランスが視覚に訴えかけている。


resize0191.jpgresize0186.jpgresize0185.jpg底部ステムとの接合部付近に打たれた FRANCE を見てやっぱりね、ト思うべきなのか、二段になったテノンやモーティス内部の仕上げは Comoy にしては少し雑な気もする(がドコにも Comoy って打ってないから良いのかw)。テーパの形状が、ストレートであったりリップにかけて広がっていたりするのではなく、ほんのコンマ数ミリだが窄む様に成形されており、安定しないのではトやや不安に思ったが、咥えてみればリップ自体が薄いからか全然問題無かった。


resize0190.jpgresize0189.jpgresize0188.jpg  刻印等から、恐らく後期(一九六〇年代)ト云われる頃の作製だろう。スペシャルキュアリングが如何様なモノなのかは良くワカらないが、エステートの中ではやや若いながらも(他の Comoy とは違ってはいるものの)、面白いコクの深さと逆に軽い香り立ちがする。


resize0187.jpgresize0196.jpg取り回しの良さ、ボウルから立つ香りが鼻先を擽る丁度良いベント角と長さ、咥え心地のバランス。ディーテールは確かに Comoy そのものとは若干違うがしかし 256 ト云うシェイプの持つ良さについては SUNRISE だからト云え何ら遜色無い。コストパフォーマンスの点ではお得感満載で逆に嬉しかったり。


Calabresi [...] - ... (FRESCO

resize0176.jpgCalabresi [...] - ... (FRESCO "YU")
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
37g 36mm 36mm 48mm 20mm 41mm 42mm 62mm 132mm 123mm
Left
Calabresi
IMPORTED BRIAR
Right nil
Bottom FRESCO
"YU"
Top nil
Stem C



resize0180.jpgCalabresi ト云うブランドはフロリダの喫煙具関連輸入商社が米国で販売している廉価パイプ(所謂ドラッグストア系とは違う様だが)で、此は北米長期出張中の友人が休日余りにも暇だったのでたまたま入ったシガーストアで興味本位から購入し、何度が試してみたがやはりパイプに向いていないと死蔵させていたのを、預かる、ト云う名目で入手した。ローテーションに困っていた時分は随分と重宝したが、ラッカー仕上も微妙に安ッぽく、火皿は深く沢山煙草は詰められるのだが、特に旨いト云うワケでもナく、咥え心地も野暮っタく、要は「悪くはナいけど世の中にはもっと良いパイプがある」と思わせるつまらないパイプだった。


resize0179.jpgresize0172.jpgそんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ手数料二万円程掛けて碓井氏にフレスコ模様を彫って貰ったのだ。全くの白木に剥かれて三年程で(汚れ等もあるだろうが)かなりの飴色に変色してきている。で、結果から先に申し上げると、彫る前、彫られた直後、現在、その味に対しては一貫して変化は無い。通気性や冷却性能云々にツイては、確かに大切に扱おうとする分慎重になるが故スロースモーキングになる結果としてのクールさはあるのだろうけど、彫り単体からその性質や性能は全く確認出来ない。通気性や冷却性能を本当に求めるのなら火皿にキャブレタをそこいら中に開けるか、それこそ火皿内や煙道をこそ彫るべきだろう、と。


resize0183.jpgresize0178.jpg勿論だからト云って全部駄目だと主張したいのではないので誤解のナき様。元のシェイプを忘れさせない輪郭を残しながらその細部に渡るディテールは本当に綿密で、一定のリズムを保ちつつ、時に幾何学的に続いたと思えば、ハたマた有機的なうねりを見せる複雑な文様は、何時間眺めていても飽きが来ない素晴しい仕上りだ。


resize0182.jpgresize0175.jpg元あった刻印も記録の意味で事前に撮っておいたが、この彫りに。シーコーラル、ト云うよりもむしろ恐竜の皮膚の様な、柔らかい印象と強固な印象を内包し合いつつもお互いを相殺してしまわない面妖な仕上のシャンク。


resize0174.jpgresize0169.jpg届いた直後は若干ステムルースな状態になっていたのだが、これは塗装(今も若干その赤い下地がステム接地部分に見える)を一旦落す過程が関係するのだろうか。使っているうちに知らぬ間にタイトに戻っていったが。ヒールに一部スムース面を残し、そこにグレード "YU" の刻印が打たれてある(持ち込みは全部そう?)。


resize0171.jpgresize0170.jpgt に見えなくもない "C" のロゴの打たれたステムのリップは、どうにもボテッとしていて長時間咥えていると疲れる。廉価故かモールド故か O メソを掛けると全体的に緑色に変色し、また長期間日光に当っていたのかその下から茶色が浮き出て、研磨が大変だった。


resize0173.jpgresize0184.jpg何の変哲も無い、馬鹿みたいに真っ赤に塗られてラッカーで仕上げられたテカテカしたダケのパイプが、これ程迄に面白い仕上になった点に於いては、支払ったモトを取って十二分に上回っている。


resize0177.jpgresize0181.jpg思うにフレスコを含むシーコーラル(及び白木一般)はそのマーケティングに失敗しただけ、ト云うか、有りもしない性能や機能性にばかり言及が集った結果、集ったは良いがそのどれもが皆再現性も科学的根拠も無いが故、現在の様な状況に至っているだけで、最初からその模様の美しさや面白さそして経年変化の楽しさにのみ注力すれば、もっと世に広く知られる事と成っていたのではないだろうか。味のみに焦点を絞れば、不味かったものが何かを加える事(又は 7g 程削り落す事)によって劇的に旨い方へ針を振るワケが無いのは当然の事で、不味かったモノは(概プラセボで)やや不味くなくなるだけだ、ト云う点さえ外さなければ、十分楽しいパイプだと思う。


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まとめ
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