[BEST MAKE] - 315
オトナゲナいと云われようがナんでも有りかと云われようが、そこに Lillehammer が有る限り。そらイツ迄経っても同好の志ナかナか集まらんワケだ。
「ところで、こいつを見てくれ。これをどう思う? 」
「すごく…大きいです」
と改変の余地も無い位スゴいカーボンの堆積で、径は以前の LHS の 15mm をサラに下マワる 13mm。しかし、ハンドリングマーク等ほとんど無く、その他の状況から、非常に丁寧に扱われていたと思われる。恐らく一度もリーミングしなかったダケなのだろう。
驚いた事に、いやト云うか案の定か、スッカりカーボンを剥くと、つるつるのピカピカで、逆にあの堆積していたカーボンがハンドリングマークから保護していたのだ、ト云うのが良くワカる。
刻印は薄くなってしまっているが、BEST MAKE とシッカり読める。
今迄見てきた Lillehammer のシェイプコードは全て底部に打たれていたのだが、これは "315" と左側シャンクのボウル寄りの位置に打たれている。
毎度思うのだが、SUPER EXTRA と BEST MAKE の違いが今一つ良くワカらない。確かに SUPER EXTRA の方がグレインの強調がハッキりしており、グレードが下がるにつれややボヤけてはいるが、ステイン自体が単調なのでパッと見では判断が付かない。実際手元にある別の SUPER EXTRA よりも綺麗なバースアイが出ている。その辺は主観ト云うか先入観にナンボ払うか、みたいな話なのかな。
中心に向かって円錐状(ト云って良いのだろうか)に切られたリップの開口部。
丁寧に切られた二段テノンもばっちり、だが、先端は内側に向けベベルカットされておらず、フラットだった。制作年代的な部分で左側の刻印と関係有るのだろうか。
結果として、他の人はカーボンの堆積で敬遠したのかオリジナルのソック付きにもかかわらず、非常に安価で落せた。GMR 万歳!!
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