スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ROYAL COMOYS] - 336C

IMG_0918s.jpgCOMOY'S [ROYAL COMOYS] - 336C
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
28g 29mm 37mm 31mm 18mm 27mm 30mm 76mm 140mm 116mm
Left
ROYAL
COMOYS
Right MADE IN ENGLAND (circle) 336C
Bottom nil
Top nil
Stem C logo (3pcs)



IMG_0905s.jpg小さいのにそのバランス故か存在感のあるプリンス。コントラストのぐっと効いたステインで、ついつい喫うのを忘れて眺めてしまうし、使えば使うで、所謂 Comoy's 的な雑味の除去と本道の増強で、涎の連鎖反応が凄まじい。よし、楽しい時間はココ迄だ。


IMG_0892s.jpgIMG_0901s.jpgテノンのインナースティールが随分と押し込められた様な位置にあるが、そんな不安を吹き飛ばすぐらいの衝撃がレストアをするにつれ明かになった。シャンクの割れである。それだけでは終らない。


IMG_0890s.jpg「ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」
「…すごく…ロゴ欠損です…」


IMG_0903s.jpgMADE IN ENGLAND の丸い刻印から、YOB に拠ると 1940 年代初期・中期~ 1950 年代初期と思われる。当然旨い。ああ、それでも。


IMG_0917s.jpg 入手経路からして奇縁だった。そのまんまの値段は敢て秘すが、実はコの物件、わずか一歩の処で落札出来なかったのだが、落札者とセラーとのトラブルで、二番目に高い金額で入札していた自分の処へ、所謂 SCO (Second Chanse Offer) の連絡が入り、その offer も、自分の入札価格ではなく、自分と自分の下の入札者の間の金額でのオファーで、此幸いトほぃほぃオファーを受けた結果がコレだ。落札金額が譬えば 21 円で、自分は 20 円で張ってて、三番目の人は 15 円で張ってたからあんた 18 円で良いから買ってよ、って云われたら買うでしょ絶対。



その後も ebay のチェックアウトを使った SCO は自分の張った金額でしか通らないので(上の例で云うと 20 円払わないと PAID にならない)、色々と試行錯誤させられたり、と本当に色々な意味で勉強になった。悪い事は出来んな。この件以降、まるでサウロが落馬してパウロになっちゃった様に、(実際それ迄はあまり関わり合いについては前向きでは無かった)自分でも何か日本のエステートエンスーの世界に貢献出来ないか、と真剣に考え始め、A/R を始めとする GMR にハマっていったワケで、当然味自体も旨いんだけど、そう云う意味でも大事な一本だ。


スポンサーサイト

SASIENI [ENGLANDAIRE] - 38

IMG_0885s.jpgSASIENI [ENGLANDAIRE] - 38
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
34g 30mm 40mm 34mm 19mm 27mm 31mm 87mm 154mm 129mm
Left
SASIENI
ENGLANDAIRE
LONDON MADE
Right MADE IN ENGLAND(football) 38
Bottom nil
Top nil
Stem "S" logo



IMG_0859s.jpg


IMG_0873s.jpg



IMG_0877s.jpgIMG_0876s.jpg


IMG_0870s.jpg


IMG_0878s.jpg


IMG_0874s.jpg


[ROOT] - FE

IMG_0841s.jpgDUNHILL [ROOT] - FE
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
39g 32mm 41mm 36mm 19mm 30mm 32mm 87mm 155mm 132mm
Left
FE DUNHILL
ROOT BRIAR
Right MADE IN
ENGLAND 0 4 (circle) R
Bottom nil
Top nil
Stem (white spot)



IMG_0847s.jpgどこからみても格好良い Dunhill の FE。どのエゲレスもんのプリンスとも違う、男前なのにどこか可憐で寄る辺無い感じは何だろう。あ、リボンの騎士か。


IMG_0838s.jpg外観、手触り、バランス、どれを取っても文句無し。なのだが、エステートの宿命、前オーナーの習慣やパイプとの付合方、こればっかりはもうどうしようもない。恐らくタールで固着したアルミチューブを無理コに抜こうとしたのだろう、テノンの煙道開口部が非常に残念な形で歪んでしまっている。


IMG_0834s.jpg余程長い間チューブが刺さったままだったのだろうか、上手く撮影出来なかったが、火皿ヒール部には木部の窪みを綺麗に養生コーティングした様にクッキりとチューブの斜めのカットの形にカーボンが形成されていた。さぞかしチューブが嫌だったのだろう、御苦労様でした馬鹿野郎、と唱えるのみだ。


IMG_0858s.jpgshell や tanshell とは刻印の打ち方が違うのだろうか。バフアウト、では片付けられない程に刻印が薄く、かなり強く光を当てないと何も読めない状態だった。辛うじて 0 と読めるので、1960 年で間違いは無いだろう。


IMG_0832s.jpg0 が 9 に見えたのか、出品時セラーさんは 1969 と謌っていた。もうこうなったらギャンブルで、9 に見えるト云う事は D より小さ目の 0 に下線だから字が潰れて 9 に見えてるのだろうか、いやそれとも本当に 9 なのだろうか、それとも 8 か、と独り悶々とオークション終了間際迄待ち、念の為想定金額よりも少し多めに張ってみたら、同じ様に悶々としていた bidder が居たらしく、結果その少し多めギリギリで落ちた。


IMG_0846s.jpgで落ちたら落ちたで今度は自分の目で確かめたい、でもまだ届かない、とサラに悶々。いやぁ、ebay って本当に面白いですね、と色々な事を教えてくれた ROOT だった。ヘンな〆め。


[GOLDEN GRAIN] - 87

IMG_1001s.jpgComoy's [GOLDEN GRAIN] - 87
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
31g 30mm 33mm 44mm 19mm 37mm 42mm 74mm 145mm 125mm
Left
COMOY'S
GOLDEN GRAIN
Right MADE IN LONDON(circle)
ENGLAND 87
Bottom nil
Top nil
Stem C (3pcs)



IMG_0997s.jpgその名の通りコントラストの美しい Comoy's のウッドストック。強い黒のステインが木目をより強調させ、フと目にトまるとハっとさせられる。


IMG_0989s.jpgリムは年代故かかなり強めにベベルカットされており、ズル/ウッドストックのややもすると端正過ぎるシェイプに良いアクセントを与えている。


IMG_0978s.jpgIMG_0979s.jpg美しいグレインの反面、残念なのは内部の加工か。ステムに開けられた煙道はやや片側に寄っており、火皿ヒールの煙道位置もまた目に見てワカる程ズレている。月曜日に作られたのかな。


IMG_0986s.jpgGolden Grain ト云うモデル自体は所謂「良かった頃の Comoy's」後期のもので、1979 年のカタログへの記載が最後らしい。"COMOY'S" の刻印形状は全体的に角張ってヒゲが無く、また "C" がやや大きい事等から、大まかに 1960 中期から Cadogan 期突入直前、と考えるが、どうだろうか。どう、って尋かれてもな。


IMG_0972s.jpgアポストロフィ無しの頃やフットボールシェイプの MADE IN ENGLAND 等の、思わず拝んでしまう程の感動には出会えなかったが、しかし(期待してなった分ハードルが低かった影響を考慮しても)、Comoy's らしいグッとコクを増しつつもノイズをしっかりと抑える表現をするので、正直驚いた。もしもコレが本当に「良かった頃の Comoy's の最後の方」だとして、さらに既に何かしらの陰りが見えていたとして(正直咥え心地はややもっちりしている)、それはつまりコレはもうキワキワのスレスレの頃。それでも猶且こんだけ旨いのなら、pre-cadgan にハズレ無し、と云っても過言では無いのではないだろうか。いや好きなだけ言い過ぎて良いとは思うんだけど。誰に遠慮してんだ。


[SPECIAL S] - 502

IMG_1087s.jpgCharatan's Make [SPECIAL S] - 502
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
30g 33mm 41mm 33mm 20mm 27mm 32mm 89mm 154mm 131mm
Left
CHARATAN'S MAKE
LONDON ENGLAND
SPECIAL 502
S
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem CP (pre-Lane?)



IMG_1092s.jpgCHARATAN'S MAKE SPECIAL S 502 の刻印のあるプリンス。当時、特に謌う事が無いのだがグレインが比較的良いものは Special となっていたらしく、成程、底のバーズアイもリムへと続くグレインも美しい。


IMG_1094s.jpgまた Special は丁稚によるハンドターニングとも聞くが、なかなかどうして、デッチリとした底部からリムへのすっとしたライン、細過ぎず太過ぎずのシャンク、は眺めて良し、触れて良し、吸って良しで、費用対効果として満足の行く一本だ。


IMG_1075s.jpgIMG_1073s.jpg二段になったテノンの、煙道の中心に向けコニカルに角度の付けられた先端の加工がまた面白い。逆に、中心に向けベベルカットされたのは見た事はあるが。他の Charatan's もこうなのか、年代的なものなのか、Special に限ったものなのか、他にサンプルが無いので今のトコはワカらない。


IMG_1098s.jpgIMG_1080s.jpgさて dating だが、大雑把に pre-Lane ; Lane ; post-Lane の様に三つに区切る以上の詳細な dating は、Charatan に関しては難しい様だ。しかしこれは (Dunhill の一年保証等と違い) Charatan が、自社が販売するパイプに対して生涯保証を謌っており、その為、厳密に製造年を刻印する必要が無かったからで、その辺りからも(少なくとも Lane Era 迄の) Charatan が如何にスモーカに対して心が広かったのか、が伺える。ホントかよ。


IMG_1082s.jpgステムの CP ロゴの C と P のクロス具合、Lane Era を表す L ロゴが無い事、DC (ダブルコンフォート)でないのだがダブルコンフォートではない事を表す刻印が無い事、等から、もしかしてもしかすると pre-Lane か。と思いながら一服すると、立ち上る香りもまた素晴しく感じるから不思議だ。ちなみに出品時はこの刻印が確認出来なかったのだが、セラーさん曰く LP ロゴ、との事で、これは、ヒゲの伸びた C を恐らく筆記体の L と間違ったのだろう、と踏んで、届いてみれば大当たり。これだから ebay はヤメられん。


Pipeworks & Wilke [WILKE BRIARS] - (Small Saddle Pot)

IMG_0799s.jpg Pipeworks & Wilke - Small Saddle Pot
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
32g 34mm
35mm
39mm
20mm 34mm
38mm
60mm
130mm
112mm
Left
E.WILKE.N.Y.C.
Right nil
Bottom nil
Top nil
Stem nil



IMG_0805s.jpg


IMG_0820s.jpg


IMG_0827s.jpg


IMG_0811s.jpg


IMG_0812s.jpgIMG_0816s.jpg


IMG_0800s.jpg


[just arrived] 託送品到着

IMG_0790s.jpg昨年年末からつい先々週迄にかけて発送先を米国にしていた戦利品や購入品の数々を送ってもらったので、その自慢の為のエントリ。



IMG_0795s.jpg簡単な内容としては、本二冊、缶モノ十三個、バルク一袋、The Smoker からサンプル八つ、Pipeworks & Wilke からサンプル八つとおまけ一つにパイプ一本、L.J. Peretti からサンプル六つ、んで、ebay 戦利品がえーと、いっぱい


IMG_0797s.jpg15g 程度のちょぼいサンプル等は別として、今まで何度か米国の所謂ハウスブレンドをバルクで買ってきて、面白いなぁ、と毎度思うのは、2oz づつ頼んでいても、55g 前後できっちりとパックしているショップもあれば、計ってみれば 80g なんていうショップもある事。あめ人には、こういう、良い意味でのおおらかさはいつまでも失わないで居て欲しい。勿論約一ボウル分程天使へおっそわけしている総重量のものもあるが、それはそれで愛嬌でカヴァー

IMG_0794s.jpgちなみに今日現在の GMR  TODO  リストは三五本。丁度明日九本片付ける予定でいるので、今後一週間に三本づつ仕上げる事が出来たとして、全部終わるのはだいたい七月終わり頃か。でもどうせその二ヶ月でまたリスト増えるんだ。



OK! 終わってるぜ俺!!

GMR DAY SEVEN - THURSDAY is over, if you want it

as7.jpgbs7.jpg天地万物は完成された。第七の日に、神は御自身の仕事を完成され、第七の日に、神は御自身の仕事を離れ、安息なさった。この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。



cs7.jpgとかナンとかいっておりますが、兎に角、後は火皿径や全長やボウル厚みや何やらをプラノギスで計ったり、paragon wax や halcyon II を二度塗りしたり、写真を撮ったり、と思うままに DAY ZERO から DAY SIX 迄を振り返りつつ、存分にその仕上がりを楽しむ。



ds7.jpgそして、ガチムチにお気に入りの煙草を詰め、吸う。もうその為に生きているといっても過言ではない。



fs7.jpges7.jpgという事で若干尻すぼみな感じを残しつつ、 GMO おさらいはこの DAY SEVEN をもっておしまい。やや手抜きもあったり、説明不足な部分も沢山あるので、気になる諸兄は是非コメント欄等でご指摘ご指導ご鞭撻の程、よろしくおねがいします。


GMR DAY SIX - 週の真ん中水曜日!真ん中モッコり!夕焼け!

もうココ迄くれば至福の一服まであと一息。というか、つい最近までは前回の A/R メソッドが終わった時点で早速お気に入りの煙草をガチムチに詰めて一服していたのだが、最近は事情が変わってきた。庶民の味方、K メソッドの登場である。

as6.jpg用意するモノは、ヤカン、水、コンロ、布巾(とウエス)、こんだけ。全て身近にあるもので済む。敢えて挙げるとすれば、ヤカンだけは、家庭や仕事場の給湯室にあるヤカンを流用し、万が一汚してしまった場合、ヘタをすると二度と水場に寄れなくなる可能性もあるので、専用のものを用意したほうが良いかもしれない。

bs6.jpg新たに用意するのであれば、左の様にノズルの細いものの方が、沸いた蒸気をより強い圧力で噴出でき、また焦点を絞って蒸気を当てる事が出来るので、お勧め。

水を張って、A/R の終わったマウスピースをコンパウンドで磨き上げながら、沸くのを待つ。

cs6.jpgds6.jpg沸いたら後は至って簡単。火傷しないように手を布巾で保護しながらスタンメルを掴み、タールの堆積した処、手垢で汚れている処、古いワックスがマバラに残っている処、等気になる箇所に蒸気を十秒程当て、ウエスで拭き取る。これを繰り返すだけ。

bs4.jpges6.jpgほんの数回、蒸気を当て拭き取る事を繰り返すだけで、つい何日か前の右の様な状態が、左のように、マットではあるが、木そのものの、美しい在るべき姿に戻った。

fs6.jpgちなみに、モーティース内に蒸気を誘い込み水気を拭うのを何度か繰り返す事でステムルースも解決する様だ。本当、今まで悩んでいたのがアホらしくなる程、簡単且つ経済的で、効果的な方法だ。S/A メソッドも A/R メソッドも O メソッドもなんだか面倒臭え、ってな人も、一度騙されたと思って試してみて欲しい。



gs6.jpgで、スタンメルがまだ暖かいうちにもう一つお勧めしたいのが、ワックス分の塗付け。どこでどのように仕入れたのかは忘れてしまったが、スタンメルが暖かいうちの方がブライヤの木目が開いているのでワックス分が浸透しやすいのだそうで、確かにこの方法だと、ワックスの光沢の持ちや深みは、良いように見える。左はまだ少し熱い状態で paragon wax を塗付けたところ。

hs6.jpgis6.jpgスタンメルの暖かさからか、普段塗付けるよりも乾燥は速く、またあまり乾燥し過ぎると光沢に深みが出ないようなので、時間にすればだいたい三~五分で良い様だ。乾いたら、サササッ、とハンドバフするだけ。


js6.jpgスムース仕上げの表面のものに関してはこれで GMR のレストアとしての行程は一旦終了。あとは思う存分眺めたり撫でたりハァハァしたりすれば良い。





ks6.jpgサンドブラストやラスティック仕上げにはこの後もう一手間、シェラック塗付けを行う。またかよ!の声が耳鳴りとして残りそうだが、シェラックに関しては YOB のシェラック・フィニッシュを参照して貰う。



ls6.jpgとそれだけでは怒られそうなので、シェラックを塗付けるのに際して一つお勧めのメディアを紹介したい。何のことは無い、ドラッグストアのコスメコーナー等にある、ファンデーション用パフなのだが、これが面積、柔軟性、と使い勝手に於いて、筆よりも使い易い。これを使う様になってからは、気泡立ちや塗りムラに悩んだりしなくなった。

ms6.jpg十分程度で乾くのだが、念のため左の様な状態で一日程寝かせて、サンドブラストやラスティック仕上げの方もこれでレストアとしての GMR は一旦終了。

お疲れさんでした。





…GMR DAY  SEVEN  へつづく…

GMR DAY FIVE - you say Tuesday, I say choose the day

as5.jpg…突入する、とか思わせぶりな事書いといて申し訳ないが、DAY FIVE の A/R メソッドの詳細は YOBのアルコールレトルトメソッド を参照して貰うとして、本エントリは件のキットを使い続ける事でダレもが経験する、ジャパンクオリティ故の、コットン対策について少々紹介したい。

bs5.jpgキット付属のコットンはマシュマロ大に丸まったものだが、米国内ならそこいらのスーパーで簡単に揃うであろうこのコットンが、日本国内だと、その粗悪さ故か、非常に入手困難で、国内で入手出来るのは左の様なカット綿ばかりで、困りの御仁もいらっしゃるだろう。単純にぐりぐりと突っ込めば済むかもしれないが、その状態だと綿の密度が高くなり、一発目のオッススポーンと抜けかねない。


cs5.jpgds5.jpgで、ココで一手間。先ず左の様に半分に千切ってからこの二枚を重ね、右の用にくるくると撒いてゆく。

es5.jpgこの筒状の状態では千切った後が火皿内で無駄に広がって、流入してきた気化したアルコールを必要以上に吸い上げてしまうので、掌か平らな箇所で、左の様に軽く擦り、丸くする。そんだけ。火皿径の大きいものは千切ったカット綿の枚数を適宜調整すれば良い。



fs5.jpg後は前出のアルコールレトルトメソッドにある手順に沿って心ゆく迄存分にオッス!!連呼を楽しむだけ。

さああと一息!






…GMR DAY  SIX  へつづく…




GMR DAY FOUR - It's just another manic Monday

明けて月曜日、若しくは前行程の後は、S/A の塩掻き。カイたりホッたりは男の子ならダレでも得意なので、詳しい説明は端折って、自分の道具の紹介をしてみる。

as4.jpg用意するものは下記の通り;


  • 竹串またはプラモなどでバリ取りにつかうヤスリ

  • パイプ用ナイフ

  • ロケットリーマ(但し上のナイフで事足りる場合もある)

  • 耳かき

  • 使い古したモール

  • 急須掃除用ブラシ

  • スチールウール(今回は#0000を使用)

  • フライパン用スポンジ

  • 金ブラシ


以下簡単な手順;


  1. アルコールが揮発してガチガチに固まった塩を竹串等で突き崩し、削り落としてゆく

  2. さらにパイプ用ナイフ等で火皿側面に付着して残った塩を取り除く

  3. ロケットリーマ等で柔らかくなったカーボンを削ってゆく(止め時としては、木肌が見えるか見えないか程度迄か、ロケットリーマの場合はぐるりと回した際出る音が木の擦れる乾いた高い音がし始めた頃)

  4. 耳かきやパイプ用ナイフ等でシャンク内に残った塩と、内面の柔らかくなったタール分を掻き出す

  5. 使い古したモール(またはこよりにしたペーパータオル)を二つ折りにしてやや太めにし、煙道内の柔らかくなったタール分が付着しなくなるまで擦る

  6. 急須掃除用ブラシで煙道内にモールやペーパータオルの残留を擦り出す

  7. スチールウールで火皿内を軽く擦る

  8. フライパン用スポンジをねじ込み、火皿内に残った粉状のカーボンを擦り落とす

  9. 使った道具を金ブラシで綺麗にして、1に戻る


bs4.jpgcs4.jpg上記の行程で目に見えるカーボンやタールの堆積はある程度除去できた。




しかし、このココ迄では単なるカーボン除去でしかない。次はいよいよ GMR のガチムチたる所以の部分へと突入する。







…GMR DAY  FIVE  へつづく…



GMR DAY THREE - My Weekend's Pleasure

DAY THREE、と割ったがこの行程も諸般の事情により就業中の昼休みを利用してシコシコやらねばならない、等の場合を除き、DAY TWO に続けて行っても良い行程で、実際前出の YOB のサイトではマウスピース:オフパイプ・ポリッシング&Oメソッドとして続けて紹介されている。しかし自分にとっては週末に自宅にて皿洗いなどしつつする行程なので、別エントリとした。

as3.jpg400~600番手程度でティースマークを消し、1000~2000番手で磨き上げたら、もう一手間お勧めしたいのは、メラミンフォームと重曹による磨き上げ。削り込みの心配が無いのも然る事ながら、O メソッドによって浮き出てしまったテノン部の汚れを除去するのにも適している。これを省くと浮き出た汚れが酷い場合、いざシャンクへと戻したらピキチッという音とともに汚れて膨らんだテノンがシャンクを割る、なんて事も、有り得るし。有ったし。

bs3.jpg左は、耐水ペーパ、重曹とメラミンフォームで、ややマットではあるが光沢を戻した状態。この後、コンパウンドで磨き上げてゆく手もあるが、どうせ以降控えている A/R メソッドでまたリップ部分が汚れてしまったりするので、コレぐらいで勘弁しといたるわ、と再度水気をしっかり拭って来るべき行程に備える。



cs3.jpgさてココ迄来て、ホットスタンプは無事だっただろうか。「それより右のこの画像を見てくれ、こいつを見てどう思う?」「すごく…ハゲてます…」アッー!!



極細の筆で泣く泣く指先をぷるぷるさせながら修繕をするのも面倒だが、なんとかしたい、という御仁に一つホットスタンプの修繕方法を紹介したい。

ds3.jpg左は米国 AMACO という画材メーカの Rub 'n Buff という油性着色剤の antique white という色。日本国内では高尚な代理店様がご丁寧にも二十色セット九千二百円で売って下さるのだが、バラ売りには対応されていないので、今回は ebay で日本までの送料込みで $6.99 で入手した。良い時代だ。

es3.jpgfs3.jpg使い方は至って簡単で、塗料の落ちたホットスタンプ部に指で刷り込み、数分間乾燥させ、乾いたウェス等で余剰分を拭き取るだけ。オリジナル至上主義でないなら、これで十分元通りといえる状態になる。


勿論他にも千差万別方法はあるだろうが、一旦失われてしまったオリジナルの状態を手早く安価に回復させるには、この方法は最適なのではないだろうか。




…GMR DAY  FOUR  へつづく…


尚、今回のエントリに関しまして、特定の業者様に対してやや皮肉の過ぎる表現がありました事、お詫び申し上げます。「バラ売りはしない、つか、人にモノを尋ねるのなら名を名乗れ」(意訳)、ごもっともで御座います。重ね重ね、ハンドルみたいな本名で申し訳御座いませんでした。

GMR DAY TWO - Thank God It's Friday Again!

as2.jpgDAY TWO として O メソッド(詳しい遣り方は YOB の該当エッセイページを参照)を持ってきたが、通常は DAY ONE の塩漬けと同時進行で金曜日に多くて三本を右のような 200cc 入る細長いタッパーを使って行っている。ちなみに十五連発時には別に 2l のタッパーを使用した。

bs2.jpgポットからタッパーにお湯を 200cc 移し、オキシクリーンを 2g 少々溶かす。ちなみにオキシクリーン付属のキャップでは計りにくいので、左の写真の様に普段では粉末梅昆布茶付属のさじを流用している。


cs2.jpgds2.jpgオキシクリーンが溶けて溶剤が出来たら、マウスピースをドぽンと放り込む。汚れたブラシなどがあればそいつも一緒に放り込んでしまう。


es2.jpgで、ここから約三十分程漬込むのだが、それを待つ間、左の様に激落ち君等の商品名で呼ばれるメラミンフォームや、シャンク内部を擦る為のブラシ(百円ショップ等でストロー清掃用又は急須の注ぎ口清掃用ブラシとして売られているもので足りる)を用意しておく。使い古したモールでもいいが、流水で流しながら使うので、ナイロンブラシ等の方が使い易い。


fs2.jpgさて三十分程待つと左の様な状態になる。然程酸化が進んでいないと思われる物件であっても、オキシクリーンの効果で汚れが浮き出るのか、溶液から引き上げた時には凹んでしまう程変色してしまうものもある。


gs2.jpgまた、GrandSlam の bar-logo を含め、Comoy's のインレイロゴに関しては右の写真の様に浮き出たりもともとあった亀裂が膨らんだりするものもあるので、その辺りは自己責任で宜しくお願いします

js2.jpg溶剤から揚げたら、上で用意したブラシで擦ってマウスピース煙道内部の汚れを落としてゆく。左の 499 のマウスピースも、DAY ZERO で見た通り、一度スッスッと通しただけでこの汚れ様。



hs2.jpgis2.jpgシャンク側から、リップ側から、と汚れの程度に合わせて、時折流水ですすぎながら何度かブラシを通してゆく。



ks2.jpg煙道内部が綺麗になったら、水で湿らせたメラミンフォームで外側をこれでもかこれでもと言うぐらい擦り、オキシクリーンによって浮き出た汚れを擦り落としてゆき、再度流水ですすいだ後、乾いたタオルなどで、しっかり水気を取ってやる。未使用のモールで何度か擦り、煙道内部の水気も取り除く。また、ホットスタンプへのマスキング養生も、もう用事もないので剥がしておく。

汚れの程度によってはこの後コンパウンドで磨くだけでピアノブラックに輝く物件もあるが、オキシクリーンの影響か表面がやや粗くなっているので、通過儀礼として、この次 DAY THREE のステップは省略しない方が良い。



ls2.jpgms2.jpgそうこうしている内にも S/A メソッドで塩漬けにされたボウルやシャンクからはずんどこ汚れが除去され、詰めた塩にトラップされてゆく。

前出の通り荒削りの行程をスキップしたので、ご覧の通り真っ黒になっている。

ns2.jpgos2.jpgまた、然程堆積したカーボンや汚れが残っていない火皿でも、ステインなどがいわゆるドブ漬け等で内部に迄浸透している物件は、画像の様に、黒くなる代わりにそのステインで染まってゆく。




…GMR DAY  THREE  へつづく…

GMR DAY ONE - an usual Friday

as1.jpgさていよいよ GMR のスタート。普段はこの前に一行程、堆積したカーボンの荒削りがあるのだが、今回はそれは端折り、いきなり S/A メソッドに入る(S/A メソッドの詳しい遣り方は YOB の該当エッセイページを参照)。



bs1.jpgボウル部、シャンク部へ赤穂の塩を詰めてゆく。この時、竹串等で突きながら詰めると、いざアルコールを注いだ時にズボボ!!と陥没する事もなく満遍なく塩が詰められるのでちょっとお勧め。


ds1.jpgさて塩を詰めたら消毒用アルコールや無水エタノール等を注ぎ込む。この注ぎ方にも千差万別あるとは思うが、自分が使っているのは右の油差し。アルコールが揮発してしまうので入れっぱなしにはせず、毎回アルコールをボトルからこの油差しに適量を入れて、使い終わればまた元に戻す、を繰り返している。


es1.jpgこの油差しの良い点は指先でかける圧力で注いだり止めたりが簡単に出来る事。難点は、毎回ある程度アルコールを入れておかないと底から良い勢いで吸い上げない事、か。

他の人はどうしているんだろうか。


cs1.jpgfs1.jpg今回は十五連発と言うことで左の様な有様だが、普段は右の様にたまごパックに滑り止めとしてゴムシートを敷いた場所を用意して、塩漬けする。時間は数時間から一昼夜が一般的の様だが、自分の場合はこれを金曜日に仕掛け、月曜日まで寝かせている。



gs1.jpgさて S/A メソッドの塩漬けが済んだ頃には右の様に DAY ZERO にて準備したマスキング養生もボンドが良い感じで固着してきている。ちなみに GBD などのラウンディルのメッキ剥離予防にこのボンドを使う場合、あまり強く固めない方が、ボンドを剥がす際にラウンディルも一緒にペローンなんて事にならずに済む。



…GMR DAY  TWO  へつづく…

GMR DAY ZERO - any fine day may never come back

as0.jpgさて、ゴールデンウィークを利用して ROYAL COMOYS (499) を中心に十五本連続でレストアしたワケだ。年男なので。誰にも頼まれていないのに。

で、やったった、という満足感だけでは寂しいので、誰彼に相手してもらうためと、ガチムチレストア以降 GMR)のおさらいもかねて、記事を書く。

普段は各行程を一週間かけて仕上げてゆくので、その便宜上行程の区切りを今回の記事では DAY ZERO から DAY  SEVEN  の八つにわけてあるが、特に厳密に一週間かけなければならない理由はない。パイプの状態によって、必要の無い行程は省けば良いし、必要であれば同じ行程を納得ゆくまで繰り返しても良い。但し、一日二日で一気に仕上げるとどうしても所々で「手抜き」が生じるので、あまり短期で仕上げるのはお勧めしない。



bs0.jpgcs0.jpg先ずは届いたパイプ、またはこれからレスト
アしようとしているパイプをユックリジックリと眺めたり撫で撫でしたりハァハァしたりする。



ds0.jpggs0.jpgで、それだけで一日が過ぎてしまいそうになるのを堪えつつ、マウスピースのティースマークやスタンメル上のスモールディング、火皿内に堆積したカーボンの状態、等を確認し、各行程の強弱を見積もってゆく。

es0.jpgfs0.jpgこの499には、
-トップのタール堆積
-ヒールにディング
-マウスピース上下にティースマーク
等の問題が見える。

is0.jpghs0.jpgまた、マウスピースを外すと、その内部には結構なタール分等の汚れが堆積しているのがわかり、臭いもやや強めに残っている。



js0.jpgGMR を知る前はこの時点で萎えていたのが、今ではこの汚れがナゼか知らないうちに自分をイケナイ域へと昇天させる。ちなみに左側が今回の十五連発 GMR を待つパイプ群(撮影後一部変更アリ)。もうこれだけでご飯三杯はイケる。




ks0.jpgさて高まってきたところで愈々ワセリンの登場だ。ホットスタンプのあるマウスピースが在る場合は DAY ZERO だとしてもする事はある。

O メソッドの前にホットスタンプをマスキング養生する為、ワセリンと木工用ボンドを用意する。

ls0.jpg先ず少量のワセリンを綿棒等にとり、スタンプの溝の上を薄く保護する。その上から、塗ったワセリンがはみ出ない程度の広さで、ボンドにて保護する。ワセリンを覆ってしまわないと、O メソッド溶剤に漬け込んだ際にワセリンが溶け出し、結局ボンドで養生したその下からホットスタンプへと溶剤が浸透してしまうので。


ms0.jpgまた、ボンドも塗付けただけで固着しないまま溶剤につけると、それはもう綺麗サッパリと溶剤に溶けてしまうので、ボンドを塗付けた後はしっかりと固着させる事。「じゃさ、ワセリン要らなくね?」とお思いの方は、養生がすんで固着したボンドを剥がした後、オリジナルの塗料も一緒に綺麗に剥がれ落ちた裸のホットスタンプを前に祈りの無力を思い知るが良い


…GMR DAY ONE へつづく…

Powered by FC2 Blog Template Designed by しらか

FC2Ad

まとめ
Copyright © Leap of Faith 出張所 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。