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[otamajyakushi] - C**

resize5191.jpg baff [otamajyakushi] - C**
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
68g 32mm 51mm 52mm 20mm 44mm 48mm 58mm 139mm 108mm
Left
nil
Right baff(?)
Bottom nil
Top nil
Stem (? logo)



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世に tadpole と喚ばれるシェイプ数あれど、いやそんなには無いか、兎に角、此れ程迄にシェイプ名そのマンマのおたまじゃくしがあるだろうか、ト云わんバカりの otamajyakushi。正式名称がホントに otamajyakushi になっちゃったぐらいにどこからどう見てもオタマジャクシイ。発案から命名に至る迄の経緯の与太は最下部の「more (続きを読む)」をクリックして頂くとして。


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前部が比較的重くまた重心もかなり前方に位置する事から、クレンチした際の取っ掛かりを好くする為、ボタンはやや高めで、幅もまた若干広めになっている。煙道全長はしかし然程長くないので、短距離を急激に煙が走って広範囲に舌に当る事を避ける為、開口部は丁度必要なだけ開いている。ちなみにテノンの直径は 6mm とやや太めだがコレはこの otamajyakushi がプロトタイプも兼ねている故で、本件以後現在は 5mm へと変更されている。


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刻印は底部には打てないので右側面に、ステムのロゴも上部にインレイするのはちょっと違うかも、と左側面に打たれている。それもこれもこの特徴的な逆三角形のシャンク故。届く迄はもう少し鋭角なものを想像していた為、初見では少し戸惑ったが、使ってみると、成程この三面の微妙な R が非常に指先に好く馴染むのが直ぐワカる。


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Aft-Canted egg と呼んでも奇しくない極端な球面なので、ついついベント角のキツいシャンクを合せたくなる処を、グッと堪えて我慢して 1/16 程度の角度に抑えている為、前歯辺りで引っ掛けて咥えると、立ち上る煙が丁度好い範囲で鼻先を擽る。


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また、流体力学的にはどうか知らないが、この推進力のマシそうな球体のカーブだけでなく、そこから上下にうねり波打つ様に述びたシャンクとステムの形状はユニークで、合さって躍動感のあるシェイプと成っている。田圃に放したらぴろぴろ泳ぎ出しそうなぐらいw


resize5190.jpg resize5188.jpg resize5189.jpg 

そもそも今回は一発目なので木目の出方の見当が付け難い為、当初のオーダーはサンドブラストかラスティックの仕上げだったのだけど、たまたま丁度前方下部(通称バルバスバウ - 今考えた)にバーズアイが出たりしたので、急遽ステインを濃い目にしたスムースへと切り替えてみたら、大成功。黒光りする丸いのって好いよね。ついついスリスリしちゃうよね。


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しかしこんな極端なシェイプだと扱い難いのではないか、との声も聞こえてきそうだが、心配ご無用。グッと鼻先に向かって傾斜が付いており、譬えば Zule 等に代表される Fwd-Canted のボウルに(時にはビリヤードでさえにも)よくある、振動で灰がこぼれてキーボードを汚してしまう不幸な事故も無ければ、またボウルのほぼ延長線上にバルバスバウ(この呼び方気に入った)が位置するので、円柱に添って簡単にタンピングも出来る。ト云うのも、その極端な外観とは裏腹に内部構造は要は Cherrywood のソレと類似しているので、使い難かったり火皿トップから加味した上でのエアフローに問題があったりしたとすれば、Cherrywood にも同類の問題が無ければならないんだが、そう云う話は聞いたコトがナいワケで。


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いやしかし格好好いなぁ。ポンチ絵の時もモックの時も、いやなんとなく格好好うなるやろな、とは思ってたけど、やはりデザインありきでシェイプ探っていったから、若干不安あったけど、まさかココ迄ビシッと格好好くなるとは思ってなかったな。キャプションに『JMSDF otamajyakushio SS-630』とか打たれてあったら本当に潜水艦にも見えるし。


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さてココ迄で随分とうんざりとさせてしまったついでにさらにうんざりとさせる様な話をすると、この otamajyakushi、旨いです。以前から Virginia との相性の好さには一定の評価があった baff なので当然 Virginia は旨いとして、Latakia の輪郭がドーンと旨いてどう云う事か、と戸惑ったぐらい。バイアスマシマシなのでそこいら辺横へ置いといて貰うとしても、旨いです。


ト云う事で、以下、この otamajyakushi が出来る迄の与太です。文中の対話っぽい内容は意訳であり、また、文中の "baff" はパイプメーカー名/作家本人の呼称両方の意味ですので読み難くかったりしますが、書き直すの面倒なので、ご了承下さい。あと結合した画像の何点かは縦横の比率がズレてまして、昔の香港映画のエンディングみたいになってますがそちらもすまん。


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[D****] - Ellipsoid

resize2901.jpgbaff [D****] - Ellipsoid
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
60g 32mm 47mm 50mm 19mm 32mm 44mm 67mm 147mm 124mm
Left
nil
Right nil
Bottom baff(?)
Top nil
Stem ? logo



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Ellipsoid てあまり聞き慣れない単語だけど、意味としては楕円体とか長円体とかだそうで。Ellipoid とか ellisopid とかワケのワカらん typo 頻発するし発音もなんだか面倒なので、以降愛称 elli で。例の如く細かい注文に加え、シャンクを太くしてたまたま偶然なぜか CK みたいな author に近いシェイプになっても全然驚かないよ、と付け加えておいたら本当にそうなった。こうですね。わかります。


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この elli は bull と違ってナチュラルフィニッシュを頼んだので、経年変化が楽しめる様ワザと普段よりも深めのブラストを意識してトお願いしたんだけど、大成功。自然なウネりと深みのある表情が、ワンポイントの継ぎを挟んで、カンバーランドのステムへと綺麗に流れ続いていく。ヒールにチョコんと "baff?" と刻印が打たれたあるのもカワイイ。


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口当たりの良い丸みを帯びたボタン。対流を意識してか、丁寧に面取りされつつも大きく開けられたテノン開口部。そしてモーティスのテノン接合部は、煙道が全体として緩やかに繋がる様に、丁寧に一工夫されている。そらバルセロナのパイプ倶楽部もクラブパイプ依頼するわな。


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何考えてんのか良くワカらん「創りたいモノを勝手に創る」自称作家等とは違い、謙虚にあくまでも顧客オリエンティッドで、しかし先ずパイプスモーカとして自分ならどんなパイプが良いと思うかについて真摯に向き合い、またそれをしっかりと具現化出来るトコロが、素晴しい。以前はどうだったかはもう今や知る由もナいが、現在ではリビングショップ安藤で取扱われているので、恐らく日本語での細やかなリクエストにも答えてくれるのではないだろうか。


[D**] - Bull

resize2893.jpgbaff [D**] - Bull
Weight Width
(min)
Width
(max)
Height Bore Depth Shank Stem LOA Airway
66g 31mm 52mm 43mm 19mm 32mm 40mm 62mm 145mm 115mm
Left
nil
Right baff(?)
Bottom nil
Top nil
Stem ? logo



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オーストリーの新御三家の中で、昨年のドイツ Fuerth Pipe Show での Pipemaker of the year の受賞等、今後が最も注目される baff。そもそも baff とは作家の幼少の頃に付いたアダナで、子供の頃近所の友達達がどうしても David と発音出来ずに Bavid と呼ばれていたのが根付いて、そこから、バァヴィッド、バァヴィ、バァヴ、バァフ、baff、バンザーイ、バンザーイ、とナったトかナらなかったトか。ちなみに刻印の右端の (R) に見える小さい丸の中は実は (?) だったりする。登録商標、なのかよ!? みたいな。おちゃめさん。


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Bull を元に、火皿の径から深さ、リップの厚みから幅やらボタンの高さ、ステインの色とコントラストの風合い、ブラストの当り具合、と兎に角細部に至る迄殆ど全てをカスタムオーダー出来る baff のカスタムオーダーのシステムは、一見、本当に欲しい姿がハッキりトしていない場合はその選択肢の多さから深い森に迷い込むかのゴトく困惑してしまうのだろうけど、頼めばスケッチに起してもくれるし、こうして、取り敢えずこんなん出来たけど、と数本用意してくれたりするので、最後迄超安心。いや確かにどっちも欲しいト云う新たな悩みは生れるが…


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所謂 "deep and craggy" にはヤヤ劣るがしかし、随所で見掛けるツクリモノ的な物件とは違う、美しく、良い意味で不均衡なリンググレインはまるで何年も撫で回した様に緩やかな起伏があり、下地の茶色を上の黒のコントラストも、ややもすると前衛的になりガチな、でっぷりとした大らかなシェイプに不思議な渋さと落ち着きを持たせている。注文通り!


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しかし外観や詳細ダケでなく、いや、最も驚いたのは、その内部の構造に対する丁寧な「ものづくり」の姿勢。モールが通るだとか通らないだとかの次元では無く、モーティスとテノンの接合部をキモに、非常に丁寧に作り込まれている。一見するとエッジが丸みを帯び過ぎている感のあるボタンも、これはこれで実は舌触りがとても自然で快適。


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ブレイクインを殆ど必要としない完成度の高さを保ちつつ、馬鹿の一つ覚えの様にタだタだドライなだけだったりクールなダケでもない、安定した煙道の作り込み、そして、削ってたらこんなん出来ましてん、ト云う様な子供の宿題の様な自由な不自由から解き放たれた安定したシェイプに対する概念。正直 ebay にハマって暫くは、「もう新しい作家モノを買う事なナいな」と思っていたが、それは間違っていた。まぁ間違っているのはイツモのコトなので何ら驚きはナいが。


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まとめ
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